日本酒ファンの支持が強く特に「神亀」の品揃えは東京一との評価です。
本日、来店の目的の一つは宮城県栗原市、金の井酒造の「復興まかない酒」です。注文すると一部が現地へ、と言う酒飲みの大義がたちます。
震災で出荷できなくなった日本酒を集めて火入れをした物で、大吟醸も入っているのでほのかに香りますが、最後は水のようにさらっとした飲み口でした。刺身やつまみも豊富且つ美味ですが、最後の支払いにご用心!この際だから、と飲みたい銘柄(千円台の価格が多い)の杯を重ねると居酒屋以上の価格帯に簡単に到達します。この店の雰囲気を味わうには1階がお勧めですが、何人かで静かに飲むなら2階の座敷も悪くありません。
4年ぶりに昼ごはんに伺いました。以前より京町屋風の外観に和モダンなインテリア、昼からお酒の進む料理が素晴らしく、是非再訪を心がけていましたが、その間ミシュランの★が加わりました。
予約と思いましたが、1人3千円以上(4,200円のコースあり)の利用で昼は12:00までの入店、と何やらややこしいので取敢えず直行。
蕎麦は手打ちの十割にこだわり(蕎麦屋ですから当たり前ですが)、京鴨、京赤地鶏など素材の良さが伝わるお料理です。おろしそばの辛み大根はホースラディッシュの様な香りの高さが、温泉卵と唐墨の冷かけそばはカルボナーラを彷彿とさせ、フルーツトマト蕎麦は「アルポルト」の片岡シェフのカッペリーニを連想する、等蕎麦で有りながら良い意味で広がりを感じる味は健在でした。
お酒類もビールは「エビス」のみ、日本酒も竹鶴(NIKKAの竹鶴さんの実家@広島)、神亀、竹泉、など純米酒好きの琴線に触れる銘柄がズラリ。
若干余裕の無い接客が気になります。有名になると色々なお客様が増えるので席数が少ない中で経営のバランスを取る事は大変でしょうが、もう少しのんびりと食事を楽しめるお迎え方を期待する声も多いのではないでしょうか。
場所:京都府京都市上京区智恵光院通五辻上ル五辻町69-3 (今出川通から北に入ります)
今日も冷たい風が頬をさすようですが、こんな日はおでんと熱燗が宜しい様で…
この店は「お多幸」の流れを組む「関東風おでん」です。従って色は濃いのですが味はあっさりしています。おでん以外のメニューが多く、なめろう、柳川、ジャガイモ磯辺揚げ等が美味しいので居酒屋的に使われているようです。
やはりおでん屋はカウンターが良い、と思い座りましたがおでん鍋の熱気が伝わり、店に入る前は燗酒と決めていたのですが、注文は冷酒でした(笑)。大久保にも「お多八」と言う「お多幸」系のおでん屋がありますが、お店のスタッフのそっけなさはどちらも良い勝負ですが、良い意味であっさりして居心地は悪くありません。東銀座の駅の傍と言う立地でしょうか、結構混んでいますので予約は忘れずに。

