さて、昨日と今日はセンター試験。
例年通り、「国語」 だけやってみた。
結果は 161点。
昨年 より11点ダウン。
第1問 【現代文・評論】 42点
鷲田清一 「身ぶりの消失」 から出題。
最初は何を言いたいんだかわからなかったけど
問いの選択肢を読んでいるうちにわかってきた。
でも、第1問からこういう文章だと
受験生は焦ったんじゃないかなー。
文化というのは、すでにそこにあるモノと人との関係が、
それをとりあえずは結びつけていた機能以上に成熟し、
今度はその関係から新たな機能を探る段階のことではないか
青木淳さんの建築論、文化論。
なるほど。 やっと理解できた。
第2問 【現代文・小説】 30点
加藤幸子 「海辺暮らし」 から出題。
昨年は満点だった小説だけど、今年は20点減。
はっきりいってお治婆さんの心情が理解できん。
というか抜粋が短かすぎて状況がよくわからん。
問5は当てたけど "暗示"というのはやっぱり変。
作者の加藤さんは、この問題を解けないかもよ。
第3問 【古文】 50点
「保元物語」 から出題。
今年は軍記物。 武士の心情が理解できて満点。
恋物語と軍記物。 年によって当たり外れあるな。
諸仏念衆生、衆生不念仏。
父母常念子、子不念父母。
諸仏は衆生を念へども、衆生は仏を念はず。
父母は常に子を念へども、子は父母を念はず。
第4問 【漢文】 39点
黄晉 「金華黄先生文集」 から出題。
漢文は作者の "教訓" を どれだけ早くつかめるが勝負。
「学問をするには、みずから能動的に努力することが大切である。
人の教えを受け入れているだけでは進歩しない」
っていうのが、この問題の教訓。
今年もちょっぴり読み間違えた。