終末詩「時飛ばし」 | RURI's ART

今正に時が止まりし刻に  西から赤い彗星が現らん

終末時計の針を進もうぞ  東方の青き流星が戦わん

地荒れ物無くならわんと  民は減り世も末に進まん

赤と青の渦流見えようぞ  赤青の渦混じ闇見えし時

この時奇跡伝説生じ得ん  北から謎の救世主現れし

世を導かんとぞ欲すべく  朽ち果てる黒き剣を身に

勝算なき戦いを挑まんと  全てが無に帰す時来たり

おお成すすべ無き我の心  一つ牡丹心内咲かそうぞ

或れこそ絶人ソードじゃ  幻見たりて我今感の極み

灰色の現世の末路見えず  我絶人を率いて挑もうぞ

再び時動きし時の彼方に  我の姿蛍のごとく消えん
 


令和六年正月廿八日