さぁ、旅に出ましょう。
せっかくのGWです。二泊三日くらいでちょこっと??いや、かなり遠出になるかもしれません。行き先は……去年に引き続いておかわりの四国へ。2回連続で?はい、前回周れなかったところの穴を埋めてきましょう。そうすればザックリと四国をコンプリートできますね。



高速道路の大規模渋滞も予想されるGWなわけで、そんなときこそ長距離移動は夜に限ります。去年もそれでほぼ渋滞知らずでした。
5月1日の夜10時ごろ東京を出発。東名高速〜伊勢湾岸道〜新名神へと、西へ西へひた走り東の空が白々と明けてくる頃には明石海峡大橋を渡り淡路島へ突入。そして眼下にぐるぐる回り始めている渦を見ながら大鳴門橋を渡るとそこはもう四国の地。徳島県は鳴門市。そこまで約650km。数字的に見ると長大な距離数に思えましたが、意外にも走ってみると道中の絶望感はあまりありませんでした(笑)。まぁ、去年も走っているんで、いわゆる「慣れ」でしょうかね。

さて5月2日の四国ツーリングの初日です。この日のメニューは次の通りです。

(1)鳴門のうず潮
(2)四国霊場八十八ヶ所の第一番札所・霊山寺
(3)徳島ラーメン
(4)仁淀川流域散策
(5)四国カルスト
(6)四万十の宿まで。

ただただトレースするだけでもかなりの距離感があります。とにかく行きたいところと行けるところの狭間で葛藤しながらなるべく無駄のない一筆書きルートを選定しました。とはいえ間違いなくアタックツーリングになる模様。

(1)鳴門のうず潮



微妙にタイミングが悪く、行く週のいずれの日も大潮ではなくせいぜい中潮で観潮船に乗ってまで?とは思いましたが、せっかくだからと少しでもマシな時間帯の朝8時に出航する一番船の観潮船に乗りました。中潮でも十二分に楽しめました。




(2)四国霊場八十八ヶ所の第一番札所・霊山寺



少しでもお遍路さんの気持ちになり、まずはそのスタート地点を訪れてみたくて立ち寄りました。なんとも厳かな気分に浸らせていただきました。な~む~




(3)徳島ラーメン



四国の食といえばまず最初に思い浮かぶのが、うどん県のうどん。高知の鰹のたたき。愛媛は鯛めし。で、徳島はラーメンでしょうか。
徳島自動車道のPAで食しました。ラーメンに生たまごを落としているのですが、なんにでもたまごとかチーズを掛けたくなる私としてはまさにツボなわけです。コクが出てとても美味でした!




(4)仁淀川流域散策
仁淀ブルーというワードでも有名なエリアですね。陽の照り加減では水が青白くみえることからこの「ブルー」です。

・にこ淵



そのブルーを求めてまずは「にこ淵」を訪れました。さほど大きくはありませんがまさにその「ブルー」を具現化したようなところです。滝なんですけどね。マイナスイオンをふんだんに撒き散らしながらそのブルーは流れ落ち、そして流れ行きます。その滝壺に飛び込んだらさぞかし気持ちいいだろな、と(笑)




・浅尾沈下橋



続いてその下流になりますが「浅尾沈下橋」を回りました。四国のその仁淀川、四万十川にはたくさんの沈下橋があります。とにかく雨が多い地方で大水の時に橋に欄干などがあると流れてくる諸々が引っ掛かりそれが抵抗になって橋が壊され流されてしまうそうです。そのため障壁となる手すりを持たせない橋を沈下橋といいます。水や土砂は橋の上を通過させて大水を凌ぐそうです。

という沈下橋のうちの「浅尾沈下橋」。その光景は、なんだろな、小学校の頃の夏休みを具現化したかのようなゆったりとした時間が川の流れと一緒に流れているような感じがします。一日中この身をその風景の中に晒しながらボケ〜っとしていられそうです。





(5)四国カルスト



おっと!そんなのんびりもしてられないのです。まだまだゴール地点は遥か彼方なのです。
お次は「四国カルスト」です。広大な大草原の中に点々と白い石灰石が頭を出している様。車バイクの通行が途絶えた瞬間瞬間はシーンとして全く音のない世界。ただ放牧されている牛が近くでバリバリ草を食べている音のみが聞こえてきます。平和だなぁ。。。ここでもまた、ああ、草の上に寝転びたい…という衝動に駆られますが、いかんいかん。





(6)四万十のお宿と夕ご飯



さて、あとはもう本日のお宿がある「四万十」までひたすら急ぎです。この日の宿は四万十の「民宿 鈴」さんにお世話になりました。素泊まりだったのですがとてもリーズナブルなのにとても室内含む清潔感満点なお宿でした。

素泊まりなので食事をしにその界隈を散策しこぢんまりした居酒屋さんに入りました。どれも旨し!な料理だらけでしたが一番は塩ダレで食す鰹のタタキでした。




とにかく長い長い一日、否、寝ていない41時間でしたが悪いことは何も起きず無事に過ごせました。そんな一日の打ち上げとして美味しいものを食せてなんとも幸せな気持ちで締めくくれました。

さて明日も、二日目がんばります!
果たしてどんな大冒険が待っていてくれるでしょうか。乞うご期待。