先回の続きですが、母の残した得体の知れない手提げ籠を、茶籠にしようという妻の試み。結果は、こんな風になりました。
中に納めた品は、出来合いというか、既に作られている品ですから、妻の仕事は、それの包み、仕服、紐を作ることだけ。何段目に何を入れるかは、私も相談に乗りましたが、そうそうパターンがあるわけではなし、これは簡単に決まりました。妻は夏中掛けて、他の仕事の合間にシコシコ取り組んで、どうやら帰京までに仕上げたようです。以下がその結果。
一番上の段は、帛紗、古帛紗、茶杓を入れました。
二段目は、建水と、菓子器。
三段目には、茶碗、薄器、茶巾筒、茶筅筒。
「茶籠」という言葉を「新編茶道大辞典」(淡交社版)」で、引いてみると「点前道具一式を仕込んだ携帯用の籠。旅持ちともいう」とだけ書かれています。実は、今まで真面目に茶籠というものを考えたこともなかったので、恥ずかしながら「旅持ち」という言葉があるのは、初めて知りました。現実の茶の湯の世界で、今まで聞いたこともなかったものですから。携帯用と割り切れば、勿論、これで十分で、席中に持ち出す気なら、点前をどうやる?という点は残りますが、それはおいて、大した品を入れたわけではありませんが、次回から、中身を一応お目にかけますが、明日はブログを休みます。
萍亭主



