11月18日木曜の東慶寺の茶会が、無事終了しました。一部始終のご報告。
前日、妻と息子の三人で、道具の搬入。午後一時ごろに到着。茶室は、八畳の寒雲亭と、四畳升床向切の小間が連なり、その隣に五畳に一畳分の原叟床を備えた寄付が、一直線にならびます。裏には、広い畳敷の水屋と、調理場や流しの完備した広い台所、内外から入れる二人分の清潔なトイレが完備し、物入れも沢山あり、水屋道具、炭も完備、水屋用の釜もちゃんとあり、畠山記念館の毘沙門堂の水屋などと比べても引けを取らないというより上回る、これじゃ茶事も楽々やれるねという素晴らしさ。庭には明日に備えてか、二人の植木屋さんが入って、手入れの最中でした。茶の湯を知らない息子には力仕事を任せ、妻と飾れるものは飾り、水屋を整備し、一段落。あれ?という感じだったのは、小豆石の炉壇の中に灰が全然入っておらず、愕然。お寺に連絡して、瓶二杯分の灰を入れて、やっとおさまりました。なんで?今までどうしていたのと思ったら、翌日、事情がわかりました。この寒雲亭には、本来のこの向切の炉の他に、別の場所に四畳半切の炉が切られており、いつもは、それを使われていて、今の御住職になって以来、8年間で向切を使うのは、初めてなのだそうです。道理で事前に、炉は、どちらを使うか問い合わせがあり、何も思わず「寒雲亭ですから勿論向切で」と答えたのですが、意外でした。皆さん、向切の点前が面倒くさいのでしょうか?準備が終わり、雨戸を閉めようとしたら、ここの雨戸が、一つの戸袋から両側に雨戸を繰り出す、特殊な形で、息子が悪戦苦闘しました。近所で北鎌倉の名物と聞く日持ちのしない「あがり羊羹」を買い、三時半過ぎに出発して、渋滞に巻き込まれて六時に帰宅。
翌日は、娘も加え、四人で、朝六時半過ぎに出発、八時半前には到着。九時から、御本尊と水月観音に、それぞれ献茶、読経を御住職と雲水さんが行われるのに参列、その間に妻たちが水屋の準備。娘の友人で、鎌倉在住の陶芸家令夫人で茶の湯の先生が、先着して雨戸を開けていて下さいました。先生は東慶寺の茶の湯体験教室の講師もしておられるので、水屋の勝手を知り尽くしておられ、いろいろ教えて下さって、大助かり。今日の点前、お運びを担当してくれる男女5名、水屋応援の3名も揃い、いざ10時からの一席目の開始を待ちます。下足を息子が担当、ちょうど丸坊主の髪形に作務衣を着せると、ちょいと寺の関係者のようで場所柄に相応しい。広い露地には、植木屋さんがたっぷりと打ち水をしてくれていて、綺麗です。それが下の写真。誰かが「京都みたい」と言う通りです。
心配していた、雨の予想も外れたような空模様で、いよいよ、1組目が御入席。正客は御住職でした。
ちょっと長くなりましたので、続きのご報告は次回。
萍亭主
