このところ、いろいろな催しの中止や、延期の通知が、何事につけ、よく告知され、しかも中止だか延期だか、よく見当がつかないものが多い。おそらく、主催者側自身、どっちかはっきりしない状態なのでしょう。
茶の湯の世界でも、まだ、この嵐は吹き荒れている様です。五月中に日本橋三越で開かれるはずの池田瓢阿さんの個展は、早々に延期され、十月にということでしたが、展覧会の中止は、結構相次いでいます。
茶の湯文化学会の年一度の大会が、六月六日に予定され、参加希望者は、この二十日までに参加費を振り込めとのことで、どうしようか考えながら、ギリギリに振り込んだら、2日後に中止の通報。会場が、東京国立博物館なので、こりゃ、緊急事態宣言の、少なくとも東京の延長は決まりなんだろうと確信しました。国立施設は、緊急事態宣言下では、閉鎖になりますから、会場が借りられないということでしょう。大会は例年と違い、懇親会(パーティ)や見学会は行わないと決まっていて、これも近来、当然の風潮ですが、その配慮も虚しかった様です。
カルチュア教室などの、小人数対象の講習会や、茶会、これらはひっそりと行われている様ですが、大規模な茶会などは、延期が続いているようで、護国寺や各美術館など、茶席貸し出しの大手が、秋から解禁と予測されながらも、まだ揺れ動いている様ですし、同時に予定の大寄せ茶会をどうするか、揺れ動いている主催団体も多いと仄聞します。最近、中止とか延期とか聞くと「コロナのご時世だものなあ」と何でも納得してしまうのが、我ながら恐ろしい。
そんな中、昨年夏は中止、冬は東美アートモールと名称も変え、三分の一程度の規模で行われた東美正札市が、7月最初の土曜、日曜に、従来の規模で開催されるというニュースが入りました。もっとも、食事席、喫茶スペース、呈茶席は全く設けない。しかし、展示スペースは、削減しないそうです。美術俱楽部会員の強い要望があったらしく、一年辛抱したんだから何とかしろ、という声に押されたのでしょう。しかし、三密対策はどうするのか、これからの様ですが、7月が来る前に、又、何らかの要素で、中止とならないとも限りません。そうなっても、やはり、自分は(多くの人たちも)、納得してしまうんだろうな、と。どうも困ったことです。愚痴な話になりました。
萍亭主