松が取れましたら、東京には二度目の緊急事態宣言がやってきました。
我が家も11日に予定していた、ささやかな初釜を中止。
今年も茶の湯は苦難の道が続きそうです。昨年十一月頃には、挙行が決まり、招待状も発送されていた三千家の初釜も、昨年末には協議の結果、緊急事態宣言発令を待たず、中止を決定したそうです。私は家元クラスの初釜については招かれたこともなく、一向に暗いのですが、漏れ聞いたところでは、例えば裏千家は例年、京都と東京とで二回行われ、昨年の東京初釜は、4日間で800名の客を迎えて行われたとか。それを今年は、毎年招待する閣僚や議員などの政治家、財界人を招待せず、流儀内関係者にとどめ、それも北海道関係者は除かれ(年末はご承知のように、感染が騒がれていましたから)、計600人の客にし、期間も一日多くして、去年は一日平均200人の客を、今年は一日120人と4割減にして密を防ごうと考えていたと聞きますが、結局は中止。まあ、一日、何回に分けて行うか知れませんが、6回でやるとして、一席あたり、20人の客、これはやはり密なんでしょうね。表千家では、例年の点心席を設けず、弁当にして、お持ち帰りの予定だったと聞きますが、あえなく中止。柿伝や辻留などの仕出し屋や、各菓子屋の打撃も思いやられます。他の家元の初釜も、遠州流、大日本茶道学会など、軒並み中止、挙行の噂はほとんど聞かず、今年は初釜ばかりでなく、どうも大寄せの復活は望めないように思えてきました。じゃあ一体どうなる?
今年の茶の湯世界はどうなるか、不安一杯の船出ですが、今年もまた、くだらぬことを、よちよち書いて行こうかと思います。お暇潰しの種になれば幸いです。
萍亭主