昨日、竹田市の「生長堂」の店舗に白い張り紙が。「六月二日を以って 閉店させていただきます」と書かれていました。以前から新聞報道で閉店のことは知っていましたが、「ついに閉店か、川口自由堂が閉店したばかりなのに」と寂しくなりました。

 で、「まさか、連鎖なんてことは」と思えてきて、すぐに廣瀬神社の下にあるお食事処「千石や」へと引き返しました。コロナ禍以来、随分とご無沙汰だけに「ご夫妻は元気だろうか」と店の中へ。

 

 

 

 ホッと一安心。厨房には、あの頃と同じようにご夫妻の姿が・・・。早速「随分とご無沙汰でしたが、今日は、『はらふと餅』をいただきたいんですが」というと私のことを覚えてくれたようで、「いくつにしますか」と。はらふと餅、健在なりでした。で、6個をオーダーしました。緑の包装紙に「これだこれだ」と懐かしさが込み上げてきました。

 

 

 

 

 店内に飾ってある青地に白のメニュー板にも「ご対面~」です。メニューの豊富さはあの頃と変わらずで、昭和を感じさせてくれます。50円ずつですが、オーナーシェフの吉川さんが「原材料費の高騰で値上げさせていただきました」とはいうものの、財布に有難いグッドコスパも相変わらずです。

 はらふと餅は、いつでも買うことができますが、気になって「日曜日は定休日でしたよね」と尋ねると「定休日はありません、臨時に休むことはありますが」と。さらに「日曜日でも、電話をいただければ用意できますよ」とも。なるほど、「だから定休日は設けてないってことか、これなら遠来のお客さんも、安心してはらふと餅が買えるじゃないか。嬉しいじゃないか」と心の中で拍手&拍手・・・。

 

 

 

 帰宅後に開いた「はらふと餅は、紙の経木に収められていて、見ただけで、ブツブツが透けて見える小豆餡の様子に、忘れることのない記憶の中の味が蘇ってきました。口にすれば、噛み応えのあるシットリ生地と嬉しい甘さの小豆餡とのバランスが絶妙。ゴクッと喉を通る度に幸せな気持ちにしてくれました。

 

 

 

 

 以前から思っていたけど、この薄さの餅なのに、敢えて「はらふと」というのは、一個食べるだけじゃなく、続けてもう一個、(私の場合ですが)さらにもう一個と後引く美味しさに負けてしまうが故の「はらふと」なんだな、と納得させられました。

 以前、何度か紹介させていただきましたが、オーナーさんは二代目の吉川公平さんで、ご夫妻で切り盛りしているのですが、2020年2月の時点で、吉川さんは78歳でした。ですから、今では82歳・・・。これからも応援していきたいですね。

 コロナ禍以降、私自身、昼の外食を控えてきたせいか、いまでは、昼は、(満腹だと夕餉の支度を邪魔されるというのもありますが)コンビニのサンドイッチだけでも済ませることが出来るようになっているのです。でも、、たまには、千石やの「チャンポン」や「皿うどん」

 

 

「親子丼」

 

 

 

「とり天定食」

 

 

 

を食べに行かなければ、とも思いました。

 

 ■千石や

竹田市竹田町102

電話 0974-62-2046

営 11:00~17:00

休 毎日曜日(臨時休あり)

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