130222 | 陽炎の帯の上へちらりと逆まに映る鴉の影―どーすかΩ

陽炎の帯の上へちらりと逆まに映る鴉の影―どーすかΩ

この部屋の中にいるヤツに会いたいのなら もっと、寿命をのばしてからおいで

スマホがほとんど死んでしまった

これはほんとうにつらい

うちから渋谷のアップルストアに行くには代々木乗り換えが便利である


バカをバカにすることによってしか満足のできない人間はバカにされる当のバカよりもずっと愚かである

「バカをバカにするバカ」をバカにすることもまたやはり質的に同一なバカさのうちに崩れ落ちる他ないのであって、どこまでも反復する相対性に真摯に向き合うことのできる程度に成熟した人々とのみ付き合いたいと思うぼくはどういう種類のバカなんだろう

このとき、ぼくは最後の「バカ」の意味がよくわからない

自分でもよくわからない言葉を表出してしまうことは無責任であるが、ぼくはそのつどの自分にとって非知の領域に位置する認識の潜在性を支点にして、より普遍的な外部へと抜け出ようとする自分のいじらしさを気に入っている

けれどもそれを人に伝えるのはむつかしい

「あなたのチャームポイントは?」と訊ねられて「私のチャームポイントはそのつどの自分にとって非知の領域に位置する認識の潜在性を支点にして、より普遍的な外部へと抜け出ようとするいじらしさです」などと答える人間と、少なくともぼくは友だちになりたいと思わない


こういうものを駄文というんだろう

ところで、これを考えていて、ぼくは自分が小説を書くことができるようになったのではないかと、ふと思った

なぜというわけではなく、ただ端的にそのように思ったのである