・全宇宙は偉大なゼロだ。
いろいろ学んでみて、やっぱりこの仮説が一番素直だと思った。
・ゼロこそが豊穣を示す記号である。
・「専門性」は使われない限りで効力をもつものであり、しかし使わずに退蔵しておくことができないものだ。
つまり専門性とは「それが意味することの取り消しを求めるシニフィアン」である。
というわけでイノベーティビティはそれが絶えず失われつつあること、凡庸なものとなっていく傾向を有する限りでただしい。
廃墟化の一瞬の煌きだけが人間の魂の糧になるということだ。
・ニーチェの永劫回帰は数列で考えるとわかりやすいんじゃないかとおもった。
永劫回帰とはなにかというと全宇宙を原子の分布パターンで記述していくことを考える。ある人間にとって(結局は全宇宙にとって)人生のあらゆる選択の枝を含みこんだシュミレーション全体がしかしなおかつ一切繰り返されるタイミングがある。
そこであらためて肯定することができるかという思考実験だった。
言葉足らずでごめん。
で、「宇宙全体の回帰」という尺度をとったところで、何回目の繰り返しかというラベルはまだ残ると思うんだけど。
それも含むってことかな。
でも何回目のラベルかということを全部含んだ宇宙全体というラベルを用意しているときにもやっぱりそれを逃れていくものとして宇宙はあるような気がする。
宇宙というのはほんとの豊饒性ということだ。
一回一回の世界の上位にあるんで、それはやっぱりゼロなんじゃないかとおもう。
っていう冒頭なのね。
・マンガはときわ書房の本八幡店に頼っています。
あそこは「書棚という編集」が成立してるしすごいいいです。
うー時間ができたらマンガ史を学びたいです。