ぽーっとする | 陽炎の帯の上へちらりと逆まに映る鴉の影―どーすかΩ

陽炎の帯の上へちらりと逆まに映る鴉の影―どーすかΩ

この部屋の中にいるヤツに会いたいのなら もっと、寿命をのばしてからおいで


や、ひょろです。


鼻水がずるずるになってきたので、今朝は風邪薬を

飲むことにしました。


近所の個人医院で処方されたお薬なんですけれども、

水色の顆粒と、橙色の錠剤がパックに入っている。

…よくわからないけれども、どんな風邪症状にも効くという

万能さんです。


うーんすごい効くんだけど、すごい眠い。

本当に、僕と僕以外の境界が溶け出して、ゆらゆらと

漂っていくような感じです。


これなんかいろいろダメなんじゃないのかなぁ…?


まあ、そんなことどうでもいいよね。


あ、それで、ちょっと思ったんだけれど、僕はたぶん、

ブログの記事として「On」と「Off」を書き分けてる。


見るからにやる気ない感じのと、ある程度構成考えてる

やつと、…いや、ちゃんと考えて書くこともあるんだよ!


僕の「ハピハピ☆つれづれなる日常」的なものと、

僕の情況なんて、みんなたぶん興味ないよね?

そう思ってさ、結構うじうじ考えて書くときもあるんだけどさ…。


ちょっと怖いのは、考えて書こうが考えてなかろうが、

あんまり変わんないかもしれなかったりして。


でも、読んでくれてる人に媚売りまくって、耳に心地よいこと

しか書かなかったら、一瞬で読んでくれる人がいなくなるよね。

んなもん読んでも意味ねえ!ってさ。


んーまあそんなことを思うんだよね。


* * *


で、「失敗」について考えてるわけですよね。

自分でもめんどくなるよね。嫌なことしか書いてないもの。


とりあえず、否定しつくして(そこまでは簡単なこと)、

で、そっからどうやって再構成するのか。

それがだいぶパワーを必要とする、と思うよ。


まあ、それもなんとなくでよくてさ。

最近、考えてるのは、アイマスのことなんだよね。


おじさんもおばさんもおねーさんもおにーさんも全然知らなくて

いいんだけどさ。知ってるのは「ただのキモイヘンタイ」だけ

なんじゃないのかなって思うし。

あれ、ニコ厨って言葉はまだ生きてるのかな?


また脱線。

アイマスってのは、バンダイナムコゲームスからマルチメディアで

展開されてる、んー、要は3Dモデリングされた二次元アイドル?


で、何がおもしろいのかしらっていうと、虚構が二重化されてる、

というか、ヘンな感じになってるんだよね。


そもそもアイドルってさ、偶像だから、フィクションじゃん。

生身のアイドルもさ、例えば、「薬師丸ひろ子」だって、

薬師丸博子という女性の身体を焦点として、その上にみんなの妄想が

像を結んだものであって、リアル・リアリティではないわけじゃん。


なのに、さらにゲームの世界、二次元にアイドルを構成するって事態が

もうわけわかんなくない?


ここまではまだいいんだよね。

さらに、面白いことが起こってる。


アイマスでは、ゲーム内のキャラクター(アイドル)に、踊りを

躍らせることができるのね。

ギターのコード進行みたいに、パターンを組み合わせていく感じ、

といったらわかるかな。


それで、普通のJPOPとか果ては演歌まで、その曲に合わせて

アイドルに踊りを躍らせることができる。

これは、実はめちゃくちゃすごい(ひどい)話で、あらゆる

楽曲が、萌えの対象として消費される、っつーこと。


まだ、ここまでは、まだいいんだ。

その歌を歌ってるのは生身の人間だからね。


ここに、初音ミクを組み合わせると、遂に二次元で完結することに

なる。一応は。


初音ミクってのはクリプトンから出されている「音声合成デスクトップ

ミュージックソフトウェア」のことで、「機械で人間が歌ってる感じに

できる」商品。


と、ここまで来ると、翻って、アイドルの本質は、生身の身体を

条件として必要としないことに気がつく。

だから、最近純粋なアイドルが売れないってことだね。


「純粋なアイドル」の行き着く果ては二次元ってこと。


それはまああんまり僕には関係ないんだけど(僕はバニーガールにも

アイドルにもなれない)、問題は「身体性」の感覚が揺らいでしまうこと。


舞踊はヴァーチャルに落とし込めるかもしれないよ。


じゃあサーカスの価値は?

実際に落ちて死んじゃうかもしれないからすごいの?

ネット張ってるしな…。


五感はたぶん0と1に還元できる。


一切の情報が「コピーアンドペースト」できるならば、

価値は限りなくゼロに近づく。


じゃあ、学校の授業の価値は?

教科書の内容はただで手に入るわけで。

授業を聞いたほうが「身につく」としたら、

それはなぜだろう。


「五感を使うから」というのは差異にならない。


…と、考えていくと、残るのは、単に、

「存在するから」ということだけが残る、と、

僕は考えたんだけど。


よくわかんないね。ごめん。


* * *


さっさと「木曜日の長い午後」を

上げないとね。


何度か書いてみたんだけどぐずぐずに

溶けちゃってさ。


それで、どうも何も書けないってなって、

しょうがないからものが書けないことについて

書き始めて、で、失敗について考える羽目に

なったんだよね。


時間にルーズな男は嫌われちゃうよね。


ごめんなさい。


んじゃ、ちょいちょい、頑張るね。