記憶の海の深いところで獲物がかかったとき、リールを巻いて手繰り寄せるのが大変だっていう話 | 陽炎の帯の上へちらりと逆まに映る鴉の影―どーすかΩ

陽炎の帯の上へちらりと逆まに映る鴉の影―どーすかΩ

この部屋の中にいるヤツに会いたいのなら もっと、寿命をのばしてからおいで


 秋色日毎深まり的、だいぶ寒くなってまいりました。


身体が冷えると、鍋がうまい!というわけで、

うどんすきを食べていた時の話です。


僕はうどんを突付いていて、鍋の底の方からとろとろになった

うどんの欠片が出てきたのを見て、ちょっとしたことを

思い出しました。


* * *


うどんってさ、こういう風に長時間茹でるととろとろになってしまい

コシが失われてしまうから、本当はあんまりよくないらしいけど、

意外と僕はこれも好きなんだよね。


うん、そーねとか、流してくれてよかったんですけれど

(言いたかっただけだから)、家族に突っ込まれました。


「でも、これみたいな冷凍うどんは、それを対策してあって、

煮込んでもコシがなくならないのが売りなんだから、

ダメってことはないでしょ。」


うん、でも、程度の問題だから、その「対策」と、「コシがなくなって困る」

って話は両立すると思うけれどね。


それは別にいいんだけど、この話は、…えーと。


* * *



あ、来ました。

これは、遠い話だ…。


以下、無駄に長いです。



* * *


うーんとね。

まずね、この話はテレビで聞いたんだよね。

で、話してた人がね、…うん、なんだっけな。


あのー、関西ローカルの社会系の人気番組あるじゃん。


「わかんない。」


えっと、あの人。


あー、あー、花園…。


「?」


図書館あんまり使わない人。


「??」


あ、弁護士の、大阪の知事。


「橋本さん。」


が、出演してた番組。


「わかんない。」


うーん、そうか。


その番組の司会が、あの人なんだよね。


あの、結構口悪くて、ガンガン言うから人気があるんだけど。

関西ローカルの大御所のおじさんで、グラサンのイメージ。


「えー?」


あれ?結構有名だと思うんだけどね。


「やしきたかじん?」


それ!そうそう。その人の番組で…。


あ、「そこまで言って委員会」。


「わかんない。」


あれ、あー、そうかー。


で、その番組の、レギュラー出演者のおじさん。


「わかんないな。で、うどんは?」


うん、まあ、そうね。

あのー、(名前が)やっぱりわかんないんだけど、

そのおじさんが、ね。


えっと、ナイナイの、…めちゃイケのコーナーで。


有田と上田、くりぃむしちゅーとマチャアキの…、

世界一受けたい授業。


…の、パロディをやってたわけよ。


そこに、そのおじさんが先生としてゲストで出演していて、

そこで、うどんのコシの話をしてたの。


うどんってのは、同心円状に二層になってるんだって。


で、外側と内側で密度が違っていて、その密度の違いから

火の通り方に少し違いが生まれる。


それが、外側はつるつるの、内側もっちり、みたいな食感、

いわゆるコシになるんだって。


だから、火を通しすぎてしまうと、その差が塗りつぶされてしまって、

外も内もとろとろの、伸びた状態になってしまうそうな。


「ふーん。」


* * *



引きがすごいからさ、てっきり大物かと思うじゃない。

でも、釣り上げてみると、あれっ?ていうね。


で、途中のどうでもいい話のどうでもいい補足。


うちのうどんすきのダシはこれ。

□ヒガシマル醤油:ラーメンスープ

http://www.higashimaru.co.jp/products/ramensoup.html


これと、ポールウインナーはホントにほとんどどこにも

売っていない。

□伊藤ハム ポールウインナー商店

http://www.itoham.co.jp/pole/index.html


最近できた駅前のオオゼキに普通に両方あって

びっくりした、と母が言っていた。

□株式会社オオゼキ

http://www.ozeki-net.co.jp/



花園は、ラグビーの球場があるところ。

橋本さんが図書館を使わないってのは、このネタ。

□図書館相談 まるでクイズ…「大阪府民やり過ぎ」知事苦言

: 橋下 府政改革 : 特集 : 関西発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

http://osaka.yomiuri.co.jp/tokusyu/h_osaka/20090925-OYO8T00407.htm


一応書いとくと問題ない図書館利用法みたいですよ。


たかじんの人気関西ローカル番組なるものはこれ。

□たかじんのそこまで言って委員会

http://www.ytv.co.jp/takajin/


まあ、僕もほぼ観たことがないんですけれども。


それから、結局わからなかったうどんのおじさんは、

勝谷誠彦さんでした。


□勝谷誠彦ウェブサイト

http://katsuyamasahiko.jp/


□雛形あきこ§ハダカのココロ§: おうどん♪

http://www.bitway.ne.jp/wpb-net/wpb-net_blog/hinagata/archives/2009/06/post_533.html


雛形さんのおかげで夢じゃなかったことがわかりました。

ありがとう。


でも、黄金の茹で時間と煮込みうどんはまた別かもしれないよね。


全体的にどうでもよかったけれど、「遠い話」ってあるよねっていう

例としてはよかったな、と自分を励ましてみるよ。