氷のかざぐるま | 陽炎の帯の上へちらりと逆まに映る鴉の影―どーすかΩ

陽炎の帯の上へちらりと逆まに映る鴉の影―どーすかΩ

この部屋の中にいるヤツに会いたいのなら もっと、寿命をのばしてからおいで


words by hyoro



尾をひく光は 混じらないまま

黒い波押し返して くるくる踊る

太鼓のリズム 横笛のメロディ

さかなの詩は わたぐもに乗って


*氷のかざぐるま 音を吸って廻り出す

うるさい世界が 凍っていくよ

ちっぽけなあひる君 息を吸ってふるえ出す

自慢の羽が 凍っていくよ


マイナス20度 氷の世界

見果てぬ雪原 あひるが一羽

すっかり辺りは ホワイトアウト

ただぼくだけが たっている



尾をひく光を 追いかけていく

黒い波押し退けて するする進む

太鼓のリズム 横笛のメロディ

やらかい弾丸 林檎を打ち抜く


* refrain


マイナス20度 冷たい世界

平たい雪原 あひるは走る

あっさり辺りは ホワイトアウト

ただぼくだけに わかってる



尾をひく光は 目と鼻の先

黒い波押し戻して ゆるゆる寄せる

太鼓のリズム 横笛のメロディ

お面屋叫んで 花火が上がる


* refrain


**マイナス20度 静かな世界

明らむ雪原 あひるは笑う

やっぱり辺りは ホワイトアウト

ただここだけは あったかい



*

**

refrain