たまにですが無性に食べたくなる「鯛めし」を作ってみることにしました。
「鯛めし」と言うと愛媛の郷土料理ですが、実は同じ愛媛で、同じ鯛めしでも、全く雰囲気の違う2種類の鯛めしが存在しておりまして、現地に赴いて食したときにアレ?っと思ったこともありました。
実は大きく分けると3種類らしいですが、一般的には「北条鯛めし」と「宇和島鯛めし」の2種類が有名。
更に全国的に鯛めしと言うと「北条鯛めし」が一般的だと思います。
もちろん、私がたまに食べたくなるのも普通の鯛めし「北条鯛めし」
そんな訳で、作ってみようと食材を買いにスーパーに行ってきました。
買ってきたのは安価だった「黒鯛」
とりあえず、ウロコを取って、内臓も取り出し、ヒレも邪魔なので切り落としました。
血合いを綺麗に洗って、腹にペーパーを詰めてからクルクル巻きにして、ラップして冷蔵庫で一晩脱水します。
そして別途買ってきた「真鯛のアラ」
これも綺麗に洗って、一度火にかけてゆでこぼします。
再度水を張って、今度は灰汁を取りながら弱火でじっくり煮出します。
この鯛で取った出汁も冷蔵庫で冷やしておきます。
翌日になりまして、黒鯛を取り出し、半身だけ切り取りました。
皮もこんがり焼くと美味しいので取っておきます。
黒鯛本体の方は炭火でこんがりと焼きます。
洗った米を土鍋に入れて、酒・醤油・みりん・塩・砂糖と、冷やした鯛出汁を加えたところに、昆布を敷きます。
粗熱を取った黒鯛を乗せて、火にかけます。
その間にお刺身の準備。
そしてごはんが炊き上がり。
黒鯛は一度取り出して身をほぐして鍋に戻し、三つ葉を散らして混ぜ合わせます。
お刺身を添えて「鯛めし」の完成です。
2杯目は焼いた皮、真子、それにお刺身を盛り付け、沸かした鯛出汁をかけて、鯛茶漬けで頂きました。
やっぱり鯛めしは美味しい。
また忘れた頃に作ってみよう。