食戟のソーマ 模倣飯です。

今回は神の舌を持つという、遠月学園総帥の孫娘、薙切えりなの料理です。

ちゃんこ研究会からの食戟を受けて、ちゃんこ研究会の伊勢えびちゃんこに対するえりなの料理は、同じえびを使った「ラビオリ・ド・ラングスティーヌ」

ラングスティーヌとは、フランス語で手長海老のこと。
ラビオリはパスタの一種で、生地で餡を包んだ料理です。

今回の料理はストーリー上、さらっと流した料理勝負に出てくる作品なので、アニメ中に情報はほとんど出てきません。

手長海老を使っていることと、「プリプリの食感」と言う食べた感想。
そんなラビオリだってことだけです。

ならば自由に作っていいよなってことで、そんな感じで作ってみようと思います。

作るパートはこんな感じ
・パスタ生地
・ソース
・手長海老の餡

これらをパートごとに作って行きたいと思います。

まずはラビオリ用のパスタ生地

粉はもちらんパスタ用のデュラムセモリナ粉を使います。

 



袋に作り方が記載されていたので、これを参考にして半分の量で作ることにします。

 

 



ラビオリ用なので成型はアレンジ。

 

 


この状態でラップをし冷蔵庫に入れて一晩寝かします。



次はソースにかかります。

ソースは3段階に分けて、まずは野菜でつくる出汁「ブイヨン・ド・レギューム」

材料はこんな感じ
 

 

にんにく・生姜・ブーケガルニ、それに香味野菜のたまねぎ・にんじん・セロリ


細かく切って鍋に投入




水をひたひたくらい入れて




2時間くらい弱火で煮出します。

 

 


濾したら野菜出汁の完成。

 

 


とりあえず野菜出汁は保存しておいて、今度は海老の処理です。

用意したのは、料理名通りの手長海老

 



冷凍ものだったので、前日夜から冷蔵庫で解凍してました。

全ての海老の尾を皮を剥いて、身と殻に分けます。



身はとりあえず冷蔵庫に保管して、先に使うのは、殻の方。

 



尾の殻はもちろん、頭の方も上下開いておきます。




それをオーブンで低温グリル

しっかり水分を飛ばすように、途中で上下ひっくり返して、カラッカラになるまでしっかり焼きます。




殻を鍋に放り込んで、麺棒か何かで押しつぶすように粉砕

 




そこに作った野菜出汁を入れ、また弱火で煮出します。

 



約2時間煮込んで、海老出汁の出来上がり。

 

 



これも、とりあえず冷蔵庫で保管です。


そして、海老の仕込み

背中を割って、背わたを取り除き、三分の二くらいを餡用のムースにします。




生クリームと白ワインに海老を入れ、塩コショウしてブレンダーにかけます。

 

 




残り三分の一の海老は、ぶつ切りに。




そこに海老のムース




トリュフを加えて和えます。




これで餡の完成。





次にパスタ生地ですが、パスタマシンに入るくらいに手で薄くし




パスタマシンで更に薄くします。




ラビオリ用の型に1枚乗せて




餡を並べます。




ここで失敗が発覚

打ち粉を塗すのを忘れてました。。。

もう一枚の生地を被せて成型ですが、やはり型から外れません。

 



どうしたものかと思案した結果、冷凍庫で凍らせることに。

それでも、ポロっとは取れませんでしたが、無理やり剥がしました。




ちょっと歪な感じになってしまいましたが、初めてのラビオリなんでご勘弁です。


あとは出来上がったラビオリを茹でるだけですが、その前にソースを作ります。

先ほどの海老出汁を適量フライパンに。




黒コショウとバターを加えて、好みのとろみ加減まで煮詰めていきます。




ソースの出来上がりに合わせて、ラビオリも茹で

お皿に盛り付け、出来立てソースをかけます。

ラビオリの上に乗せるつき合わせが何なのか、随分考えましたが、塩昆布を細切りにしたものにしました。

トリュフが香る、濃厚な海老の風味が堪らない、「ラビオリ・ド・ラングスティーヌ」の完成です。