サンマの季節になりました。今作っておかないと、また1年先になるので、頑張って挑戦してみます。

今回はアニメのシーズン2、第9話で登場した「糠さんまの炊き込みごはん」です。

ストーリー的には、1年生の優秀な生徒のみ出場できる「秋の選抜」、その決勝戦。

勝ち進んできた創真君と、ライバルの葉山と黒木場との三つ巴の戦い。

お題は「サンマ」となりましたが、旬のサンマは鮮度が命、鮮度も匂いで嗅ぎ分けると言う香りの名手の葉山、幼い頃から港町のレストランで腕を振るっていた黒木場、共に目利きと言う点では超一流、創真君は足元にも及びません。

そこで、鮮度に負けない味を引き出そうと苦心した結果、創真君が辿り着いたのは「ぬかづけ」でした。

 



と言う訳で、今回の料理はこんな感じとなります。




サンマのワタは美味しく頂けるのですが、今回はキレイに掃除しちゃいます。

 


血合いも取り除いて、しっかり水洗い。
そして水分はきっちり拭き取ります。

お腹に詰める糠を適量小分けし水で少し緩めてからお腹に詰めます。




そして額床に入れ、冷蔵庫で5日間漬け込みます。

 




5日間漬け込んだサンマ




綺麗に水洗いします。




そのサンマを炭で焼きます。表面を焦がす程度で、中まで火が通らなくてもOK

 

 

 

 


その他の材料は、シメジ、塩昆布、にんじん、小梅、生姜

 

 


にんじんと小梅は粗めのみじん切り、生姜は千切りにします。

 



米を準備し、十分に吸水させてから、土鍋に適量の水と粉末の出汁を入れ

 




具材を並べて火にかけます。

 


炊き方は土鍋ご飯と同じです。


炊き上がり

 






サンマを一度取り出し、身を解して戻します。




その後、具材が均等に混ざるようにざっくり底から混ぜ合わせて、糠サンマが香る炊き込みごはんの完成です。

 

 

 

初めての糠サンマ、サンマ本来の味からは少し違った感じですが、味わい深くなったサンマ、これはこれで美味しい。

 

 

 



炊き込みごはんをそのまま味わったあとは、味変で「おじや風」に仕上げます。

創真君が用意した「出汁」は、豆乳に白味噌とパルミジャーノチーズをちょっぴり溶いたもの。

 

 

 



サンマの「イノシン酸」と豆乳の「グルタミン酸」を掛け合せ、相乗効果を狙った、この「おじや」こそが今回の料理の完成形ということでした。

 

 



軽く混ぜて啜ると、トロリとした豆乳出汁が美味しく、炊き込みごはんも一味加わった旨みで美味しく頂きました。