先日、「シャルティバルシュチ」を作った時のビーツ缶、ビーツを半分しか使わなかったので、余ったビーツで「ボルシチ」を作ってみることにしました。

ボルシチと言えば、ロシア料理の代表格と思われ勝ちですが、何を隠そう、ウクライナの郷土料理、ウクライナが発祥の地です。

ロシア料理なら作る気もしませんでしたが、ウクライナだと言うなら、応援する意味で頑張って作ってみたいと思いました。

と言うことで・・・

肉は出汁が良く出る骨付き肉が良かったのですが、買出しに行ったスーパーで売ってなかったので牛すじ肉を使うことにしました。

とりあえず、一度湯でこぼすために火にかけます。

 



沸騰させて、しばらく灰汁を出し切るくらい茹でて、流水で奇麗に洗います。

 



それを一口大にカット。




ひたひた水から圧力鍋にかけ、圧が掛かったら弱火にして30分




その間に、たまねぎをカット




にんじんも乱切りカット




にんにくも適当に2つ切り




あと、ローリエと白胡椒のホール




圧が抜けた鍋に水を足して、カットした野菜類を入れ




沸点まで達したら弱火で1時間煮込みます。




煮込み終わったら、一度冷ますのですが、いつもの通り寝ますので、このまま一晩ラップ放置です。




翌朝、脂を除去された奇麗なブイヨンが完成。





別鍋にキャベツをざく切りにして投入し、そこにブイヨンを適量加えて、ローリエと黒胡椒を少し
火にかけて沸騰したら塩で調味し、蓋をしてキャベツの芯が柔らかくなるまで弱火で煮ます。

 



その間に、玉ねぎ・にんじん・パプリカをカット




バターとオリーブオイルを熱して炒めます。

 




しんなりして来たら、これも塩で調味




また別の鍋でビーツとビーツ缶の汁を適量、ブイヨンも適量加えて火にかけます。
軽く暖める程度に火が入ったらライムを搾りいれて準備完了。

 



キャベツが柔らかくなったら、ローリエを取り出し




牛筋肉を加え




炒めた野菜も加え




暖めたビーツとトマトペーストを加えて混ぜ合わせ
お皿に盛り付けサワークリームを添えれば完成です。




思いの外、美味しいスープでした。
ブイヨンのコクと野菜の旨み、トマトとサワークリームの酸味が合わさって、なんとも言えない味わいになっています。
さすが世界三大スープの一つと言われるのが分かった気がします。

肉と野菜はアレンジが出来そうなので、また違う材料でも作ってみようと思います。

 

因みに、ブイヨンが余るので、漉して冷蔵保存しておけば、違う料理に使えます。