今回はアニメのシーズン1、第23話で登場した「トンポーローカレー丼」です。

秋の選抜Aブロック予選で、ミートマスターの異名を持つ水戸郁魅が作った一品です。

トンポーローと言えば、皮付き豚バラ。
皮付きの豚バラは、その辺のスーパーでは手に入らないので、ネット通販で仕入れました。

 



この品だけなら300g程度で十分ですが、ちょっと大きなメキシコ産1Kg




途中まで調理法が似てますし、使い勝手の良い「焼豚」も一緒に作ろうと思います。

とりあえず大き過ぎて扱いにくいので4分割にしました。

「トンポーロー」と「焼豚」で半分ずつ使うことにします。

 



豚バラから脂が出るので、そのままフライパンで、全面しっかりローストします。




ローストが終わったら、長ネギ・にんにく・生姜を加え、煮込んでスープを取ります。




たっぷり目に水を張って強火で沸騰させます。




灰汁が溢れるように出るので綺麗に取り除いて鍋蓋をし、圧力をかけて煮込みます。




約30分程度経ったら、火を落とし、圧が抜けるのを待ちます

 

 


熱い間は豚バラが崩れやすいので冷めるまで放置なのですが、毎度ことながら一晩放置することにします。

ここでネットで見つけた「密着ラップで一晩放置」と言う裏技を試してみることにしました。




翌朝はこんな状態ですが、ここから素晴らしく気持ちいいことが起こります。




ラップをそーっと取り除けば、表面の脂がほとんどくっついて取れてしまうのです。




具材を取り除く前の写真をとり忘れましたが、こんなにクリアな出汁になりました。




ここまでトンポーローと焼豚を一緒に調理しました。
ここからはトンポーローです。

一口大にカットした豚バラをフライパンに投入し、紹興酒・砂糖・醤油と、ひたひたの出汁を加え、スパイスの八角を入れて強火で加熱します。




沸騰したら蓋をして弱火で30分程度煮込みます。




ここで八角は取り出し、醤油などを足してスープを最終調味。
沸騰させつつスープを回しかけながら、もう少し煮込んでいきます。




スープにとろみが付いたかなってくらいで煮込みは終了。




残ったスープに片栗粉を加えタレに仕上げていきます。




別の鍋に最初に作った出汁を適量取って、カレー粉と片栗粉でカレーダレも作ります。




丼にトンポーロと茹でた青梗菜を盛り付け、少量のトンポーロのタレと、全体にカレーダレをたっぷりかけて白髪ねぎを添えて「トンポーローカレー丼」の完成。







おまけで普通に「トンポーロー」





あまけの2は「焼豚」です。

酒・砂糖・醤油で作ったタレを煮ながら絡めていきます。




タレを回しかけながら





タレがとろとろになるまで煮たら出来上がりです。




1Kgあった豚バラも、どんどん縮んでいくので、最後は物足らないくらいでした。

トロトロに煮込んだ豚バラは柔らかくて美味しいのはもちろんですが、皮のゼラチン質がねっとりとして食感も風味も良くなってます。
何故、普通に皮付きが売っていないのかが不思議です。

カレーダレの方はカレーの味が薄めに感じたので、もう少し濃い目のタレが良かったかなと思いますが、トンポーロー丼としても美味しい一品でした。