夕方、妻から迎えに来てほしいとのメール。

仕事を終え、迎えに行く途中で自宅の前を通る。

自転車がある。 今日は出かけなかったのか?

そのまま通り過ぎ、妻の迎えへ。


食材が乏しくなってきているので買物に付き合ってほしいとのこと。

息子が家にいるらしいことを告げる。

じゃあ3人で久しぶりに外食しようかと妻。

買物の寄り道をせずに自宅に戻った。


息子は部屋でゴロゴロしていた。

外食に行かないかと声をかける。

これから友人Aのとこに行くから無理と一言。

なんだ、これから仲間のところへ出勤か?

昨日よりは遅くならねぇよと背中を向けたまま言う。

何度同じようなセリフを聞いたことだろう。


妻と食材の買物に行くと息子に告げる。

これから? すぐに食べられるもの買ってきてと息子。

相変わらず、目を合わせない。


今朝までテーブルにあったプリントアウトがないことに気付いた。

見てくれたのかと聞くと、そこと本棚を指差す。

無造作に本棚に放り込まれたプリントアウトが2枚。

ゴミ箱に放り込まれていなかっただけ良しとしないといけないのか?


妻と買い出しに出かけ、安くなっていた寿司のパックを購入。

その他の食材も手早く買い揃え、自宅に戻る。

待っていたかのように息子が部屋から出てきて食卓についた。


昨日の事故のおじいさん亡くなったってと息子に言った。

表情を変えずに、へぇ~と一言。 寿司を頬張る。

以前は本当によくしゃべり、よく笑う子だった。

今はイライラの感情以外が表に出る事はない。


事故の加害者は21歳の保育士の女の子。

曲がらずに育ち、目標を達成し、頑張っていたことと思う。

事故と言え、人の命を奪ってしまったことは一生心の傷ととなるだろう。

ご両親の心配を想うと、胸が痛む。


食事を終えると、着替え、入念に髪型をセットする。

見たことのない革ジャンを着ている。

聞くと先輩にもらったと言う。

しかし見るからに新しい、着古しではない。

買うためのお金は持っていないはず。 心配だ。


髪のセットを終えると無言のまま、家を出ていった。


帰宅は案の定、深夜1時過ぎ。

昨日より早く帰るんじゃなかったっけと、ちょっと皮肉る。

えっ、早いじゃんと平然と一言。

食事は済ませてあるので部屋へと一直線に向かう。


就寝の準備をし、息子の部屋へ顔を出す。

明日はちゃんと起きろよ、おやすみと声をかける。

ベッドでスマフォを見つめたまま、うざそうに ああ と一言。


ここのところ、横になるには2時くらい。

でも1時間くらいは眠れない。 結局、寝るのは3時くらい。

圧倒的に睡眠時間が足りない。

心だけでなく、身体も萎れていく気がする。 頑張れ、自分。


今朝もなかなか起きなかった。

4度、5度声をかけ、妻の出勤、2分前にようやく食卓についた。


今のままの生活では話をしようにも話し合う時間がない。

いつまでこの生活が続くのだろうか。

留年決定への折り返し点は過ぎた。