バイオリズムの関係だろうか、
朝はいつも不安な気持ちが強く出てしまう。
昨日も午前中はウダウダと布団の中で過ごした。
妻は朝からママ友と出かけると聞いていた。
昼前にキッチンへ行くと、息子が自分の昼飯を作っていた。
出かけるのかと訊くと、ああと一言。
私自身気力が落ちていたので、それ以上は突っ込まなかった。
しばらくして、玄関の開け閉めの音。
二階から眺めていると、傘をさして自転車でフラフラと出て行った。
友人Aの家の方向。
ひとりになり、またウダウダと考え込んでしまう。
転籍の手続きを開始して、ふっ切ったはずだった。
なのに、あの時こうしていれば今頃は…と
考えても無駄な思いが次々と頭の中に浮かんでくる。
しっかりしろ、俺。
15時頃、息子から電話。
市内のショッピングモールまで車を出してくれという。
雨足は強くなっている。
しかたなく、友人A宅に迎えに行った。
息子と友人Aの他に友人Aの彼女なる女の子が乗り込んできた。
前髪を降ろし、帽子を深々と被っている。
ジロジロと見るわけにもいかないのでハッキリとは解らないが、
いわゆるギャル系ではなく、普通の女の子だ。
友人Aは女の子に対して、フットワークが軽い。
それに対して、息子は女の子に関しては奥手である。
部屋にエロ雑誌もあるので、女嫌いというわけではない。
単に臆病なのだ。 振られて傷つくことを恐れて、
自分から告ることなんて出来ないのだ。
その点は私の遺伝子を受け継いでしまっている。
本当に似なくていいところばかり、似る。
勉強にしても何にしても、ストレスを感じることへの拒絶反応は強い。
この先何度となく、大きな決断に直面するだろう。
その度に逃げ続けて生きていくのだろうか。
越えらんない高い壁はぶつかってぶっ壊して前に進んでけばいいさ。
CMでよく流れていたファンモンの曲の一節。
息子にはぶっ壊す気力はない。 そのまま壁伝いを歩いていく。
その壁が万里の長城のように果てしなく続いているとしても。
彼女が出来て、家に連れ込んだとしたら、
それはそれで別の問題が発生するのかもしれない。
しかし、一つの捌け口、何かしらの突破口になるかもしれない。
小さな穴でもいい。 壁に風穴を空けることができるかもしれない。
でもこればかりは息子自身でなんとかするしかない。
いや、相手がいることである。
自分自身でもなんとか出来ないのかもしれない。
息子には良いところもたくさんある。
その良さを認めてくれる積極的な女の子が現れないだろうか。
親として、男として、それも大いに心配である。
19時過ぎ、妻が帰宅。
ママ友会はそれなりに楽しかったようだが、夕食を作る気力はない。
しかたなく、夕食の準備を始める。
前日、息子が野菜炒めが食べたいと言っていたのを思い出し、
それをメインに冷蔵庫の中の食材で適当に作った。
20時半過ぎ、再度息子から電話。 迎えの依頼である。
到着すると、同じメンバーが待っていた。
3人を乗せ、友人A宅へ向かう。
到着すると息子も じゃあ と平然と降りていく。
チャリあるし、もう少ししたら帰ると。
おまえ邪魔だろうと言うと、そんなことないですよと友人Aが笑う。
何を言っても同じだろう。 そのまま一人で自宅に戻った。
息子の帰宅は深夜1時半過ぎ。
こんな時間まで邪魔していたのかと作り笑いで言う。
最後は友人Bのところにいたと息子。
飯を食べると言うので、温めなおし、準備した。
最近、こんな食生活が続いている。 運動もしていない。
少し、ブクブクしてきたようだ。
これまた悪い遺伝子で肥満傾向も受け継いでいるのか。
今はまだいいが、加速すれば余計に彼女は遠のくだろう。
髪型や服装だけでなく、体型も気にした方がいいのではないか。
今は運動する機会がない。
もちろん、転入先の通信制高校に部活などない。
どうすればいいだろう?