本日は是非、Rabaul Kouta ラバウル小唄を皆さんにご覧頂きたくご紹介いたします。
出会いのきっかけは、筆者の曾祖父はパプアニューギニアにて戦没し、その影響かよくラバウル小唄を口ずさむ等、大戦時頃の歌謡曲を好んで聞くのですが、
いつものように『ラバウル小唄』とネットで検索していたところ、『Rabaul Kouta ラバウル小唄(2018年)』というタイトルでパプアニューギニアの可愛らしい女性がサムネイル(写真)の動画を見つけたのがきっかけでした。
動画を再生したところ、パプアニューギニアの美しい大自然の映像とともに、日本の方であろう男性がパプアニューギニアの方々と共に、現代風にアレンジされたラバウル小唄を共に歌われ演奏されている、大変素敵な動画となっていました。
動画をご覧頂いたほうが早いと思いますが、映像内には、ラバウル島に現在もある大戦時の野戦病院後、 打ち捨てられた戦車、慰霊碑などの戦争史跡を、パプアニューギニアの若い世代の方が訪れ手をあわして下さる、そんな映像作品になっています。
そして、作者である高野 悠己 (Yuki Takano)さんとパプアニューギニアの大御所ギタリストやバンドの方々が日本語と英語で交互に歌われ、共に演奏もされており、日本とパプアニューギニアの若者同士の絆を感じます。
70年以上経過した今でも、現地の方々によって本当に大切に保存され、現在も多くのパプアニューギニア方々が日本に対して思いを寄せて下さる事が映像を通してヒシヒシと伝わってくるので、目頭が熱くなるのを感じずにはいられませんでした。
この動画を制作された高野 悠己さんは、青年海外協力隊として2年以上パプアニューギニアにおいてマラリアを含む感染症対策のボランティア活動を精力的に行われているそうです。
映像からも高野さんとパプアニューギニアの方々とのアツい絆が見て取れ、高野さんの活動の貴重さを感じさせるものではないでしょうか。

高野 悠己さん(青年海外協力隊)FBのお写真より
パプアニューギニアの出演された方々に関しても、完全にボランティアで協力して頂いたそうで、高野さんの日々の活動と人徳あってこそ実現されたものだと思います。
制作期間は3週間ほどもかかったそうで、手持ちのハンドカメラで撮影され編集もなされたそうです。
『パプアニューギニアで活動する日本人として、平和について考えるようになり、また、この地に私達の先祖、日本人が何万人もいた事実に想いを馳せるようになりました。』
『このラバウル小唄は、現地パプアニューギニアの家族やミュージシャンと共に作り上げた、平和の願いを込めた唄であります。』
『戦争を知らない世代の私達に出来ることがある、と私も思います。さらに若い世代への平和意識に繋がっていけたら嬉しいです』
と、高野さんは仰られていました。

Rabaul Kouta ラバウル小唄(2018年)の動画内より
また更に、先日 NBC News PNGというパプア国営テレビにおいて、高野さんのラバウル小唄が紹介され、大きな話題となっているそうです。
1945年に作られた日本の歌謡曲であること、パプアのミュージシャンと共に再びアレンジして発表されたことなどが伝えられ、司会の方から『ヨウキ、Arigato』と仰られたそうです。
『アリガトウ』が通じる所で、親日の方々が本当に多いとの事で、日本より遥か遠く離れたパプアニューギニアにおいて、現在も活動されている高野さんだからこそ、直接肌で感じられ平和への意識へと想いが繋がられたのだと思います。
きっと曾祖父はじめ未だ日本へ帰らぬ多くの御英霊の方々も、高野さんの様な日本人の方が熱心に活動されていることを誇りに思ってることだと思います。
是非一度、ご覧頂ければと思います。よろしくお願い申し上げます。
高野 悠己さんFB https://www.facebook.com/yuki.takano.906?ref=br_rs
青年海外協力隊 https://www.jica.go.jp/volunteer/application/seinen/
Musik Quest PNG & Abroad 現地の音楽グループ https://www.facebook.com/Musik-Quest-PNG-Abroad-1759689717633183/