清水です。

 

 

以前に「フィールドパビリオンの取材に姫路

に行きました」と報告してから、けっこうな

時間がかかりました。

 

が、長い年月を経て、その映像をみなさんに見て

いただけるようになりました!

 

 

「ひょうご発信」でも毎週、さまざまなフィール

ドパビリオンをご紹介していますが、そちらとは

別で新しく映像シリーズが始まりました。

 

その名も、ココがフィールド

 

 

 

ここでしか味わえない体験、体感がある。

他のどこでもない、ここが舞台。

 

そういった意味を込めて、新シリーズの名前

を決めました。

 

 

ということで、第一弾は「姫革細工」の舞台

姫路市へ。

 

兵庫県は、牛革の生産量全国No.1(シェア約66%)

という“革の聖地”でもあります。

県内の主な産地は、姫路市、たつの市等。

姫路の革産地としての顔は、知っている人はよく

知っていると思いますが、私はこれまで産地の

規模感にピンと来ていないところがありました。

 

ですが、姫路市高木に着いてみると、あるわあるわ

皮革の会社・工場が。

 

 

播磨の皮革産業の歴史は、平安時代にはすでに

記録があるほど古く、産業として発展した理由

には、

・姫路は雨が少なく加工した革を乾かすのに

 適していた

・毛皮を脱毛させ、かつ丈夫にさせるのに「市川」

 の水質と穏やかな流れが適していた

・塩やなたね油など、なめし作業に必要な原料が

 安定して手に入った

ことなどがあると言います。

 

現在の市川。

 

 

かつて市川では、革を天日にさらし、

なめし作業や乾燥をさせているこんな風景を

見ることも珍しくなかったそうです。

 

 

 

そんな姫路の革製品のなかでも、白い革に鮮やか

な染色が特徴の「姫革細工」があります。

県伝統的工芸品に指定されている工芸品です。

 

今回、姫革細工唯一の認定工房

「キャッスルレザー」さんへ伺いました。

 

商品を見てびっくり!!!

 

 

「これがレザー商品?!?!」というほどカラ

フルで、柄もたっくさん。

 

 

中には、こんな清水好みの草履も。

 

 

 

作業風景を見せていただきながら、打ち合わ

せをしています。

 

 

 

さて、こちらの工房で

フィールドパビリオンの体験プログラムと

して体験できるのが

 

彩色体験ヌメ革のキーホルダー焼付け体験

 

 

①彩色体験

 小銭入れが3,000円

 がま口財布が4,000円

 いずれも柄はチョウ柄とオリジナルの幾何学

 柄から選べます

 

②ヌメ革のキーホルダー焼付け

 決まったキーホルダーに、電熱ペンをあて

 焼き付けて好きな模様をつけます

 

清水は今回、がま口の幾何学柄の財布とキーホル

ダーの両方の体験をさせてもらいました。

 

 

工房のすぐ裏手が山ということもあり、鳥のさえ

ずりを聞きながら、革に直接色塗りをしていきます。

 

 

 

販売商品は、染料で染色されますが、体験では

絵の具を用います。でも安心してください!

色付け後、防水加工を施してくださるので

濡れたりした時の色にじみを気にする必要は

あ~りません。

 

色つけの感想は…

 

「めっちゃ、思い通りに塗れるやん」

 

細い線もなんなく描けるので、塗り絵の得意な

方なら、とんでもない大作もできちゃいます。

 

 

工房での色付けを終え、後日商品が届くのを

待ちます。

通常10日程度で送られてきます。

 

私の「姫革細工」は…

 

じゃ~~ん。

 

 
 
白、青、金色という大好きな組み合わせで
色を塗りました。

 

 

動画では、素材の革のことや、体験の後、立ち

寄った「皮革神社」などいろいろ紹介していま

すので、動画もお見逃しなくです。

 

 

 

ぜひ見てね。

 

そして、次回作も乞うご期待ください。

 

 

 

兵庫県広報専門員