転落人生を振り返るブログの続き。


前回はこちら


仕事がなかなか続かない私だったが、30代で派遣で入社した会社は8年程働いた。ここが「人生やり直し」として実家を出て、引っ越してきた場所での最後の職場となる。


自分とは全く無縁の業種だが、某ソフトの経験者ということで採用された。最初は何もかもダメダメだったが、少しずつ認められるようになり、飲み会にもよく誘ってもらった。


時給も悪くないし、今までと比べて人にも恵まれていたと思う。


しかし…ある年の春、そろそろ人事異動という時期になり、嫌なニュースが入ってくる。「他県に異動になっていたKが社長として戻ってくる」と。


このKは、私が入社して数年間、たまに会社ですれ違っていた悪代官風のおっさん。業務上全く接点はないのに、何故かギロッと見てくるような気がした。


こちらから挨拶すると目をそらし、無言でペコッと頭を下げる。何だか嫌な感じ。だからコイツが異動になった時は、本当に嬉しかったのだが…


以前の「転落人生振り返り」にも書いたが、面識のない「意地悪で声のデカい人格異常者」に一方的に目をつけられる。もしやコイツも…


もう長くはここにいられないだろう。そんな私の嫌な予感は的中してしまう。