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今年の夏はとにかく暑かった
その夏に、誰かに話すでもない小さな思い出ができたのでここに書かせてもらうことにしました
私の家の隣には市の合同庁舎があって
いつも仕事に向かう朝と帰り、横を通るのが日課になっている
8月の初めの仕事終わり、狭い駐車場の端に空の段ボールと子ねこを見つけた
子ねこは車の下に隠れていて、近くに寄ったら既に女の子が手を伸ばしていた
その子が拾ってくれたらしあわせだろうと思ってその時は通り過ぎたんだけど
その数日後、駐車場の塀の上で寝ているその子を見つけた
女の子は拾ってくれた訳じゃなかったみたい
動物はあまり得意ではないし、今の家では飼えないし、保健所に言おうかとも考えた
調べてみると、保護されても飼い主が見つからなかったら殺されてしまうらしくて
届け出を出すこともできずにいた
毎日朝と帰り、今日はいるかな、と見渡しながらそこを通るのが癖になって
生きてる姿を見たら安心した
無責任なことはしてはいけないと思って、食べ物をあげることもしなかった
それがよかったのか悪かったのかはわからない
ある日駐車場を通ってみたら、横たわってこっちをみている子ねこの横に
同じくらいの大きさの子ねこを2匹みつけた
仲間ができたのか、一緒に連れてこられたのかはわからない
仲間がいてよかったと思った
その日から2、3回、仲間といる子ねこを見た
安心する気持ちと、日に日に痩せて汚くなっていく子ねこをみて悲しい気持ちにもなった
最後にその子を見たのは8月の終わり、灼熱の中、いつもの塀の小さな日陰に1匹で横たわる姿
目は閉じていてぐったりしているようにも寝ているようにも見えた
悲しさと、1ヶ月よく生きていてくれたねと褒めてあげたい気持ちが生まれたのを覚えている
次の日になると、子ねこはいなくなっていて
その後他の2匹も含めて子ねこは見かけない
誰かに見つけてもらったのか、楽園に行ってしまったのかはわからない
教えてくれる人もいないので、今も癖で探してしまう
この世界でもいいし、楽園でもいい、幸せでいてくれたらいいな
夏の暑さに弱い私に、少しの楽しみと自分もがんばろうと思う気持ちをくれてありがとう
8月に出会った子ねこが、日が経っていなくなってしまったように
少しずつ、環境は変わっていくみたい
実は明日、生まれてから今日まで使わせてもらっていた苗字が変わることになりました
今までの自分の名前とか響き、平凡だけど大好きで
少し寂しい気持ちもあるけれど
今までの自分はそのままに、新しい名前もこれからの人生も、より楽しくなりますように
どうしても今日書いておきたくて、久しぶりに来てよかったです
裏の公園の桜が風で舞って綺麗だった
上京してからもう9年?経ったなんて今でも信じられない
あの頃は(おそらく)無垢な高校生だったのに、
社会に揉まれて、人の顔色を伺う癖はちっとも治らないまま、年齢を聞かれなくなる歳になってしまった
プロポーズされて結婚することになったと高校の友達から聞いた
そんな歳らしい
この間は子どもが生まれた友達の家に遊びに行った
そんな歳になってしまったらしい
結婚することになった友達も、
心は全然成長しないのに、不思議だねって笑ってた
幸せで嬉しい報告に、祝福の気持ちは充分ある
それと同時に、自分だけが取り残されていくような焦りと、だけどまだ自由でいたいと思う気持ちが絡まって自分の本心がわからなくなった
「あと1年は待つよ」
彼に言ったこの言葉も、周りと比べて焦っているだけで、本当は離れる決心も、結婚する決心もついていないのだと思う
歳をとるのがこわい
時間ばかりが過ぎてしまうこと、
周りと比べられてしまうこと、
親が元気ではいられなくなってしまうかもしれないこと、
祖父母がいなくなってしまうかもしれないこと、
女として見られなくなってしまうこと、
私がこの数年で成し遂げられたことはあっただろうか
確かに毎日生きてきた
楽しいことも沢山あったし大変なこともあった
だけど今、目標も目指したいものもない
私にとって何が1番幸せなのかわからない
こんな中で時間だけがどんどん過ぎていって、
やりたくなった時にはもう手遅れになってしまうのではないか
そんな考えても答えの出ない焦りが時々頭の中をくるくるまわってしまう
時間だけが過ぎていくのがこわい
変わらない毎日が幸せなはずなのに、ね
今年も散っていく桜を見ながら少し苦い気持ちになりました