もう1度子供になってやりたいこと ブログネタ:もう1度子供になってやりたいこと 参加中

さて、妄想だか妄想じゃないんだか(笑



幼稚園の頃、

同じ幼稚園に通っていた、

デコちゃん。


今は、九州で湯元のかわいいお嫁さん。

あの子が、自分の子を抱いて、
俺の前で母親の笑顔を向けていたとき、


自分の人生について、
めったにしない後悔をしたことがある。



恐らく、

血の繋がっていない人間で、

初めて僕に好意を抱いてくれたあの子と、


幼稚園帰り、
毎日のように一緒に遊んでいたあの子。



小学校が別々になり、


日常はいとも簡単に、

相手が居ない生活になる。


子供は残酷だと想う。


明日がずっとくると思っているから。




中学校の或る日、

小学校の同窓会をすると、

連絡を廻していた俺は、

えらくかしこまった口調で、
幼稚園時代から、ずっと一緒だった友人の家に電話を掛ける。


「もしもし、xx小学校で、xx君と同級だったxxと申します、

同窓会の連絡を~…。」

なんていい終わる前に、

「なに!xxちゃんでしょ?

そんなにかしこまっちゃって~、おかしいわねっ!」


なんて、数年のブランクを感じさせない屈託ぶり。



俺は、そのお母さんと世間話をしながら、

何故か、デコちゃんを思い出していた。


- 今頃どうしてるのかな -


母親にそれとなく聞いた電話番号。

親同士は今でも付き合いがあるらしい。



おもしろいよね、

俺の中でさ、


デコちゃんは、デコちゃんで、

名前に漢字なんて、使わなかった。

だから、母親の手帳の中にある、

あの子のフルネームを見たときに、


ああ、こういう字を書くんだ…ってね。

なんだか、ほんとに知らない子みたいでさ。




電話機を持ちながら、

ダイヤルを途中まで廻しては、やめる俺、

考えていたのは、

そうか、昔仲良かったのなら、
あんまり固い口調でしゃべっちゃいけないんだなあ、なんてこと。


だから、

電話口で、

「はい。xxです。」と、

お母さんの懐かしい声を聴いたのが嬉しくて、


「xxです、お久しぶりです、デコちゃんいらっしゃいますか?」


「すいません、ムスメは今出掛けております。」


そういって、

電話口からは、

ツーツーと、良く聴く音が流れていた。



泣きそうだったんだけどさ。


もう一度かける勇気は、あの頃の俺には無かったわけで、



それから、

ずっとずっと後の話し、



綺麗になって、子供を抱いたデコちゃんに再会するのは。




半年くらい落ち込んだかな。





俺にとって、心残りなんて、

あんまりないけどさ、


その半年間は、何度も考えた、

もしあの電話が繋がっていたら、

あの子の父親は俺だったんじゃないのかなあなんて、

馬鹿みたいな話し。



つい先日さ、

そこのお母さんとさしで飲む機会なんかあっちゃって、


ほんとうにごめんなさいね~なんて、

今は笑い話なんだけどさ。



人生は細かく枝分かれした、分岐の連続なんだろうなあ。


ま、結果的に出来上がった、

今の自分が俺は結構気に入ってるんだけどさ。