秋刀魚と一緒に 貴女からの恋文を焼いた


金網の上で するめみたいに焼けた



黒くつぶれて行く文字は やがて


キッチンフードに 飲み込まれていった


煙が出た分 手紙は軽くなったみたいに



この世から消えた 貴女の手紙


手紙の意思は どこにやどってたんだろう



読んだ僕の中?


昇った煙と一緒?


焦げた紙片と共に?



秋刀魚の脂がはぜた時 


女々しいと しかられた気になった



焼きあがった秋刀魚は 君の味がした