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授業も始まる前から、携帯が鳴る。
つか、携帯クンも新調するなり急に忙しいな?オツカレー。
┼Mami to HAL─
今 Tシャツ見たよ。
まるで深い 青空のようで
白い雲が 心に染みるようだよ。
これで勇気もらって
オーディション絶対合格するからね。
ありがとう。
HAL見守っていてね。
┼─────────
なんか眠いから、今日は授業いいわ…。
全フケ~屋上で寝るか。
給水タンクの陰で横になる。
もう一回だけ、携帯開けて、マミのメールを見直す。
これって、フラグだったんかね?
目の前で渡して、泣かれでもしたら、
俺前からお前の事好きだったんだ!で、ゴールラインかな?
いあ、スタートラインか?
でも、”前からお前のこと”って、そりゃ昨日ミカに送ったメールじゃねえかよ。
確かに、あのマミのスタイルはすげえ、
幼稚園の頃、桃太郎の絵本読んでさ?
”きびだんご”ってなきっと、そりゃあ美味いもんだろうって想像しててね?
だって、1個食うだけで、鬼退治に命かけちゃうんだぜ?
女の子の身体ってなんか、きびだんごに似てるー。
触った事もないけど、きっとやわらけーんだろうなあとか、妄想すると大変。
でも、今俺の中には、
2、3日前までは気になる女の子だったミカが、
今はどんどん膨らんでる。
単純だねー高校生!
思い込みも恋のうち!なんて想うのと同時に、
これは普通の恋じゃない!なんて、したこともないくせに確信しかかってるしさ。
気がつきゃ、空には暢気に雲が浮かんでる。
ミカに気持ちが動いてンのに、
違う子にTシャツ贈ってる自分がほんと馬鹿みたいに思えてきた。
┼HAL to Mami─
見守ってくれとか、そんなんマミの彼氏に怒られちゃうぜ!
なんかTシャツ染めてみたかっただけだから、
軽く貰っといてくれ!
┼─────────
-彼氏いるなら、俺にシャツの色決めろなんて、いわねえよな-
なんか、真っ青な空に、でっかく雲で
”大馬鹿ヤロウ”
って書いてあるような気になった。
再度携帯が鳴る。
┼Mika to HAL──
- マミに頼めば? -
┼───────
やっぱり、俺は大馬鹿ヤロウだ。
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後半に続く