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俺の分でいうと多分5話目
ちょっと気持ちを落ち着けるために、
木炭で、ガサガサと画用紙をこする事にした。
今日のテーマは、いかに木炭で毛の柔らかさを出すか。
弁当の残りで校内に居る(用務員さんが面倒見てる)猫を釣ってみた。
高校生が弁当残すなんざ、一大事だ、その分は猫に働いてもらおう。
でも、動物の背中って安心する。
安心するはずなのに、何故か触ったこともないミカの背中を想像してうつむいた。
そしたらズボンの中で、携帯が震えるんだもんなあ。
ここ数日、もしかしたら俺の寿命って縮まったのかもしんない。
┼Mika to HAL───
- 綺麗に描いてくれる? -
┼───
ズドンときたね。
たっぷり1分32秒、携帯の画面みて固まって。
空をみて、もっかい携帯の画面みてた。
もう、頭の中に色んな言葉と想いが交錯して、
ボンッ!ってきた。
そのまま、芝生に寝転んで流れる雲を見ていたら。
視界のすみから、たもつのヤツが流れてきた。
「なーに、猫みて興奮してるんですか?」
「馬鹿やろう、人生について深く悩んでたんだよ。」
「例えばどんな。」
「なあ?たもつ。
よくクイズ番組にあるじゃんか?○×の扉があって、
正解なら次に進めるけど、間違ってたら泥沼直行みたいなやつ。
あれがもし、間違ってたら崖から下にまっさかさまってゲームだったら、
お前飛び込む?」
「えー飛び込まないよー死んじゃうじゃん。」
「そうだよなあ。」
猫と遊び出すたもつを横目に、
俺は壮大に悩んでいた。
冗談に冗談が返ってきただけ。でも、あるいは?ここでマジレスしたらドンビキ?
でも、もしかしたら?からかわれてるだけだよな。いくらなんでも、
こんなんでほんとにヌードになるわけないし。ってそもそも俺は女の裸なんてみたことねえ。
でも、ミカのデッサンとかokでてもできるわけねえけど、でもやっぱ見たい!?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・etc.
思考回路、止めたくても止んねーって想ってたら、
猫がさ、猫らしいにゃあって鳴き声と一緒に、
俺の胸にぽんって手を置いたんだ。
シャツ越し、にくきゅーの暖かさに、じんと来た。
┼HAL to Mika───
俺さ
前からミカの事気になってた。
もし、俺がずっとしたかった裸婦のデッサンをするのなら、
モデルはミカがいいよ。
ええと…なんか変態みたいだけど、俺本気。
┼───
駄目だったら、
もっかい自分の名前みたいに笑おうって思った。
もし、いい返事がくるのなら、
もっかい自分の名前みたいに笑おうって想った。
たもつは不思議そうな顔で、ガッツポーズする俺を見てたけどね。