怒りに喉を震わせて、
夢の世界から飛び出してくる時。
静かな日常の中に、独り怒りだけを携えて、
陽の光りの中で、切れたクーラーにも気づかず、
突然放り出されると、とてもむなしい気持ちになる。
世界の中で、自分独り馬鹿みたいで。
怒りの余り握り締めていた拳をゆっくり広げてみる。
爪が皮膚を食い破っている様は、
まるで自分の心みたいだ。
街の中を歩いていたって、誰も手のひらの傷なんて気がつかない。
痛みは自分だけが、知っている。
たまたま、後ろを歩いている人間が、ちょっとした角度で見えることもある。
違和感を感じた友人、恋人が、そっと手を押し広げてくれたこともある。
でも、傷は傷だ。
痛みは痛みだ。
道行く人の顔に、笑顔を見つける。
誰かを殺したいほどの憎悪、存在を消し去りたい害意。
それは、笑顔の裏に皆が抱えるものなんだろうか。
誰かを殺したいと想う人間、
殺したいと想われる人間。
それら全部が地球上から消え去れば、もう少しだけ人間ってなマシな生き物になれるんだろうか。
でも、それが叶わない時点で、人は緩やかに自滅していくんだろうか。
友人と話し、楽しく笑う腹の中で、
誰かに対して、考えうる報復を実行しながら独り空しくなる。
蟲は幼虫から、成虫になる時。
さなぎの中で一度、自分の身体を溶かし、
液状になってから、再び身体を構築するという。
きっと、今の僕が蛹なのなら、
おぞましい身体に生れかわるに違いない。
わが身に宿る、獣を飼いならすのが先か。
狂おしいほどの、悪意、殺意に、わが身が食い尽くされるのが先か。
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追伸、90時間もかけたゲームを解いて、
満足感の余り、気がついたら寝てました、
んで、何故か怒った夢をみて、どんな夢かも忘れてるのに、
すっごい怒って目が覚めました。
そんな日もあるのかな。