何故かわっふるわっふる言われたので、続けてみますか。
長い記事なんて誰もよまねーんだよ!
と、怒られた日々がナツカシス。
いいんだよ、誰も読んでなくてもさっ!
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"何故此処に君が?”
問いは喉から空気を震わせることはなかった。
薄暗い蓋内で、緩やかに貴女は僕の手を自らの手で絡め取る。
ひんやりとした、その感触は、僕から色んなモノを奪っていった。
思考も、体温も。
両手の自由を奪われたまま、貴女の舌の赤さだけが目に残る。
ぐにゃりと歪むその生き物が、身をくねらせるたびに、僕の身体は跳ね上がる。
様々なものが奪い取られていったあとに、快楽だけが与えられた。
貴女の表情も見えやしないのに。
目の前の貴女が、僕の知る貴女ではないかもしれないのに。
僕の胸に貴女の舌が幾何学模様を描いていく。
まるで、その痕が白く残るかのような舌の冷たさで。
薄れていく意識と、現実感の中で、右手に熱が篭った。
微かに笑みを浮かべた貴女が、僕の右手に残したのは、
赤い紐だった。
貴女の首に巻かれた赤い紐の端。
何故か人の体温ほどの熱を持つそれ。
意識がそうさせたのではない、
僕は右手の熱に怯えるように、紐を引き寄せた。
歪んだ貴女の表情に、口元だけが笑っていた。
僕の上に倒れ掛かかる貴女の重さだけが、今の僕を支える現実。
天から、白い、いや透明に近いものが幾重にも降り注いできた。
僕が引いた紐は、貴女の首だけではなく、見えない天井の梁にでも繋がっていたんだろうか、
雪とは違うそれは、幾重にも幾重にも舞い落ちる。
いつしか天蓋は消えていた。
砂利の地面も消えていた。
仄白く僕と貴女の周りだけが照らし出され、
あらゆる音も、姿を消していた。
無表情な貴女の目を覗き込む。
そこには、僕の目に映る薄氷がはらはらと舞っていた。
何故だろう。
僕は声を上げて泣いた。
この何もない空間で、獣の様に泣いた。
徐々に奪われていく体温を意識しながら、
自分の頬にだけ熱が残っているのを感じた。
その涙が枯れるとき、僕の中で何かが損なわれてしまうことを、
僕は本能的に知っていた。
それでも、僕は泣き続けた。
最後の涙が僕の目じりを離れたときに、
貴女が少しだけ笑った気がした。
とても暖かく微笑んだ気がした。
もう一度だけ、喉を振るわせようとしたその瞬間に、
貴女は薄氷と同化した。
散華の瞬間、僕は美しさの本質を理解した気になった。
僕に残る、最後の体温を奪いながら、
桃の襦袢だけがひどくゆっくりと僕を覆っていった。
そして、僕の廻りにだけ降り積もる薄氷、
もうそれが溶けることはなかった。
ほんの僅かな体温も、僕には残されていた無かったから。
貴女さえいなくなった、この空間で。
空と、思わしき方向を見上げる。
薄氷の揺らめきは、まるで僕が上方に向かって緩やかに浮かび上がる感覚を産んでくれた。
最期の時があるのなら、
下に落ちていく感覚ではなく、登っていける感覚で逝けるのなら、
昏く閉じていく緞帳が、なんとなく柔らかさを感じることができるのなら、
それはとても幸福な最期ではなかろうか。
桃の襦袢と、手に残る、緋色の紐。
それが僕の意識に遺された、最期の色彩。
浮遊感の先に、僕が視えた気になったもの。
それはきっと、言葉では表現できないものだった。
僕は暗闇の一部になった。或いは光の中へ。
ブログネタ:好きなカキ氷のシロップは???
参加中
え?ああ、ブログネタ?
いあ、この題名みたら続き浮かんできたんでね(笑
えと、この前軽井沢で食べた、桃のカキ氷、美味しかったです。
イメージソースはそれだけだったりする。あははん。