此処のところ、機会があって、
昔スキだった本、物語を読むことが多い。
そうすると、昔漠然とスキだった話が、
何故スキだったか、ある程度言葉に出来るくらい判るようになっている事に気がつく。
流行歌がいいもんだなあ、なんて30過ぎて判るくらい、
成長が遅い俺が、そんなことを考える。
結局のところ、
俺は、誰かを好きになって、誰かのものになりたかった。
誰かを自分だけのものにしにたかった。
現実を知りながら、
何人かの女性と付き合って、何人かの女性に挿入し、
始まりと終わりの物語をいくつか体験して、
子供ではないとされる年齢になって尚。
俺は子供のように、誰かを好きになりたかった。
だから、明けない夜に憧れた。
永遠の城を見てみたかった。
生きる為に、お金が必要であり、
社会に自分の一部を切り売りすることで、お金を稼いで居ても尚。
他の何を諦めても、独りの女性が欲しかったんだと、
そう理解した。
大人の世界をどんなにとりつくろったって、
結局のところ、大事なことって、すごくシンプルなんじゃないだろうか。
それをフクザツにせざるを得ないのは、
そうしないと生きて行けないから?
違うんじゃないかな?
今日は、世界の真実がとても身近にあるようで、
空に浮かぶ月に手が届きそうなくらい、
その近くに自分が居るような気がする。
もう一度恋いしたい。
故意から始まる物語を、今度は完結させたい。
それは、永遠に森をさまようお話。
それは、砂漠の砂の中に、一粒ある宝石を捜す行為。
それは、はてしない物語。
まだ見ぬ君へ。
いつか、届きますように。