気がつかないうちに、また愛することを思い出してた俺。
まったくさあ、現金なもんだよねえ。
俺が仕方ないなあ、やっぱりお前のこと大好きみたいだよって、
自覚したら、
ふふんって顔でね、
御当主さまは、ここんとこ仕事帰りに顔をみると、
やけにじゃれ付いてくる。
たまに、早い時間に帰ってくれば大暴れしてる。
とっても嬉しいんだけどさ。
でも、今日はやけにまとわりつくね?
春だから寂しいのか?
サカってるのか?
そういやあ、ずいぶんとあそこもおっきくなってきたな?
向こうで親父が、いやそーな顔でこっちみてる。
スコットよ…わかってやってるなら、ソチもほんとにワルよのう?
しかし、親父もさあ…、
犬に好かれたいなら簡単だわよ。
同じ目線で好きになってやればいいのに。
ま、親父にはできないかそれはさ。
犬に好かれるヒトに悪い人はいないっていうけど、
あれは結構ほんとかなあって想う。
なぁんて、考えてたらさっ!
スーツ脱いで、素肌になった脚に!
ばりばりばりとつめ立てて!
あんた一体なにしてくれんのさ?!
みみず腫れできてんじゃん!?
つめ切れ!!!
自分じゃできない!?
切ってやるから暴れるな?!
やっと部屋に退散してしばらくしたら、
ベッドに、赤くしみができてた。
あ、足首の傷から出血してる…。
なんかひりひりすんなあ…って想ってたけど…。
↓犯人はコイツ、後ろにいるのは本物の当主。
えっと、皆様。
動物でできた傷は、しっかり消毒してくださいね…。
すっごく腫れますから、ほっとくと…。
しかし、傷ものにされても、ちっとも嫌じゃないのは、
やっぱり、愛かしらね。
