5月27日 また晴れ
あんまりにも晴れが続くもんだから『村上海賊の娘』が全然進まない
これではいかんと今朝は泣きながら公共交通機関の力を借りて(対価は払っているので貸し借りは無い)読書時間を確保
流石にビュービュー読める 『LAヴァイス』や『失われた時を求めて』の比ではない
やっぱり読み物が向いているんだろうか あるいは訳本がダメなのだろうか
よくわからない
時は変わって昨夕の話
駐輪場に預けた自転車を出そうと省線の改札を抜けての道すがら駐輪券が無いことに気がついた
シリコンカバーを纏わせたiPhoneと一緒にシャツの胸ポケットに入れていたのが音楽の操作をするのに出し入れしていたiPhoneのカバーにくっついちゃってるのを知らないまま取れちゃって券を落としてしまったのだ
以前にも同じようなことがあった 幸い気が付いて拾った時に「これはいつか失敗するな」と分かっていたにもかかわらずやってしまったのだ
預けている駐輪場は駅の両端に分かれていて同じところが経営している
経費節減のためか余が駐めている方は無人で運営されていてその代り直通電話で係員と連絡が取れるようになっている
昨日は改札を出て途中で気がついたので踵を返して(この言い回しを使ってみたかった)有人駐輪場へ相談に向かった
係員に事情を説明すると入場ゲートの発券機から駐輪券を発行させて渡された
受け取って礼を言い渡された駐輪券を見ると有人駐輪場と印刷してある
両駐輪場はキョリ測で測ってみると560mほど離れている もし券が使えないとなると全部で1.5km以上てくてく歩かないといけなくなる
うへへぇ そんなことになっちゃっちゃーたまらん
そこで念のためにと係員に無人のほうでも使えるか尋ねたら「同じ機械だから大丈夫」と太鼓判を押された
これでもう安心だ やれやれやっと省線からお然らば出来る
懐かしい駐輪場に到着して自転車を出場ゲートに向かわせた
駐輪券をゲートの挿入口に入れた
『この駐輪券はご利用できません』機械からアナウンスが響く
「なんですとー?」
空耳か? もう一度挿入
『この駐輪券はご利用できません』機械から虚しいアナウンス リフレインが叫んでる
”どおしてどおして僕たちは~♪”頭の中にユーミンが流れた 独りだけど
嵌められた 完全に嵌められた もう一度560mか?往復か?×2か?
一瞬気を失いそうになる 暑いからだけではないだろう
とっさに頭が1万2千回転した 半回転でも十分過ぎるのに無駄な男だ
「そうだ、直通電話行こう」と出場口の壁に備え付けの直通電話で発信した
「あのー、やっぱり使えないんですけど」
「あ、それじゃあ【禁則事項】の【禁則事項】で【禁則事項】してください」だって
なんじゃそりゃあ
そんなこんなでなんとか出場を果たしたのでした
いい運動になった
2015/5/25 つづく L 村上海賊の娘 [和田 竜]
2015/5/11 つづく L LAヴァイス [トマス・ピンチョン]p.174まで
2015/5/7 つづく i 墨汁一滴[正岡 子規]
2015/3/1 つづく B MONKEY Vol.1◆青春のポール・オースター [柴田元幸責任編]