鳥岩楼と三船美佳さん | ヒデゴンのブログ

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  仕事の用事で、取引先がある西陣に行った。担当者は以前の同僚で気の知れた間柄。

  西陣に着いたのは昼の1時過ぎ。互いに食べていなかったので二人で外へ昼食に出た。

  五辻智恵光院に来た。角には「ラーメンてんぐ」、少し上ると西側にミシュラン☆「蕎麦屋 にこら」、西へ入ると「西陣 鳥岩楼」と相方が教えてくれた。どれも知らないとこばっかりなのと美味しそうで悩むが、鳥岩楼に行くことに。

  玄関を入ると上七軒の芸妓さん・舞妓さんから贈られた京丸うちわがいくつも飾ってある。

  「こんにちわ~!」やや遠慮気味の声で呼んで少し待つと奥から給仕の人が出てきて、
「はなれの二階です~、」って。

  案内してくれるのかと思ったら、厨房に消えていった。

相方「はなれ言うたら、奥ですかね?」

私 「えっ、知らんの?」

相方「一遍来たいと思ってたんですけど、初めてです。」

私 「そうなんか? 何回も来てるのかと思てた。奥やろ、とりあえず行ってみよ。」

  相方を先に行かせて中庭を過ぎ、階段を上り掛けるのだが上に気配が無い。

相方「間違うてんのとちゃいますか?」

私 「いや、そんなことないやろ?(二階から客らしい声が)合うてる、大丈夫やろ。」

  上り切ると18~20畳ほどの大座敷に先客が2組ほど、奥のファンヒータ横に陣取る。

  玄関先には「おしながき」があったが、席には何も無い。

相方「親子丼、2つお願いしま...、」

給仕「作ってます!」

  普通は昼は親子丼しかないのかな?

  程なく、親子丼が運ばれてきた。

給仕「親子丼です、これはスープです、お漬物です。」とこんな感じ。

  白く飾らない小さいながら少し深めの磁器のどんぶりの蓋を開けた親子丼はふわふわな感じで真ん中にウズラの卵を落としてあって既に山椒がかかっている。

  口ざわりはジューシーでやわらかく少し味は濃いけれどこのくらいなら気にならない。ご飯にも汁が浸みていて普通の吉牛より若干汁ダク気味。量は若干少ないような気もしたが食べ終わるとちょうどよかった。いよいよとなったらラーメンにハシゴすればよい。

  山椒ははじめはもう少しかかっていたほうがよいかなと思ったが食べているうちにちょうどよい感じになった。

  スープは白濁した鳥のスープでこれも山椒が入っている。一口でわかるほどの鳥ガラの香りがするがあっさりしていて美味しかった。

  漬物は二切れのおこうこ。コリコリして親子丼に合っていてこれも美味しい。

  ぺろりと平らげ座敷を見渡し、はなれの強度の話に興じて席を立つ。

  玄関で勘定を済ませると出るまで女将らしい女性に見送りを受け満足。

  再び五辻智恵光院の角に差し掛かると、なにやらテレビのロケっぽい。ひとりだけ派手な服装の女性がいる。レポーターかな?

  彼等を横目にミシュラン☆「蕎麦屋 にこら」を確かめに角を北上し、にこら前でおしながきを確かめさっさと踵を返す。リポーターが気になる。

  彼らは「てんぐ」の向いで信号待ちをしており、今出川方面に帰るために彼らに近づいていくとだんだんリポーターが判った。三船美佳さんだ。テレビで観る感じとよりもっと若く見え、和やかな雰囲気のロケに見えた。

  グルメリポートか、上七軒リポートなのかな?番組がわかったら見てみたいなぁ。