八雲神社 福岡県福岡市西区今宿上ノ原久保ノ上416番地 | ドリップ珈琲好き

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主な記事  ①神社 ②書下ろし「秀吉と名乗った男」「徳川末代地獄の争乱」「末裔界からの来訪者」「理想郷の総理大臣」

青木・上ノ原の祭神

八雲神社 やぐもじんじゃ

 

祭神

素戔嗚尊(天照大神の弟神)

櫛稲田姫命(素戔嗚尊の妻神)

大己貴命(大国主命の別名で素戔嗚尊のお子神)

 

右の三柱の神が出雲の国を開拓され産業を始め悪魔退治と当時疫病流行を治癒された大変功績のある神々である。(明治五年十一月三日に村社に定められ、昭和四年五月十八日神饌幣帛料供進指定の記録がある)

 

境内神社

 疫神社 少彦名命を祭り少彦名社とも称す医薬の神 醸酒の神

 天満宮 菅原道眞を祭る、学業の神

祭日

 元旦祭 一月 一日(青木獅子舞奉納)

 春 祭 四月十九日(五穀豊穣祈願祭)

 夏越祭 七月十四日(疫病退散祈願祭)

 例大祭 十月十九日(五穀豊穣感謝祭)

 大注連 十月 一日(青木・上ノ原でその年の新稲のわらを以て作った大注連を参道の南北に奉懸する、田植後の吉日を選んで千度潮井の行事もある)

     平成九年四月十九日 上ノ原・青木氏子中

 

 

絵馬について
元禄十四年十一月十八日筑前国主従四位下侍従兼肥前守源朝臣綱政奉納、狩野法橋昌運筆の裏書あり、昭和四十七年九州大学、市教育委員会に鑑定調査を依頼、市歴史資料館開設を機に特別保管を依頼し原形状の永存を計り、松本旭工学社長のご好意による現物そのままの精巧な複製を神社に蔵している

八雲神社(やぐもじんじゃ)

この神社は、青木あおき・上の原かみのはるの産土神うぶすながみとして祭祀さいしされています。
当初は堀の内ほりのうち、北の谷きたのたに山中に祀まつられていましたが、焼失したため、元和げんな2年(1616年)に建て替えられ、その後再び明治15年に当地に移されました。
黒田四代藩主綱政が元禄14年(1701年)に奉納した、若武者騎乗図わかむしゃきじょうずの絵馬は狩野昌運の作で、福岡市文化財に指定され、市の博物館に保存されています。
また、五穀豊穣ごこくほうじょうを願って行われる今宿青木獅子舞いまじゅくあおきししまい(福岡市無形文化財)は、元旦に境内で奉納されています。

平成13年3月 西区役所

 

 

福岡県神社誌

村社 八雲神社 糸島郡今宿村大字上原字天神

祭神 素盞嗚命、櫛稲田姫命、大己貴命、鸕鶿草葺不合命、玉依姫命、豊玉姫命、大山積神、木花咲耶姫神、埴安神

由緒 不詳、明治五年十一月三日村社に定めらる。
祭神鸕鶿草葺不合命、玉依姫命、豊玉姫命、大山積神、木花咲耶姫神の五祭神は大字青木に一宮神社として又埴安神は大字青木に千地泉天神社として又埴安神は大字青木に二宮神社として祭祀ありしを明治四十二年四月ニ十六日合祀許可。
字小浜無格社天神社として祭祀ありしを四十五年二月二日合祀許可祭神埴安神にて同一祭神に付合併と同時合霊せり。

例祭日 七月十五日

神饌幣帛料供進指定 昭和四年五月十八日

主なる建造物 本殿、幣殿、拝殿、通夜所、社務所

主なる宝物 黒田綱政公御寄付絵馬一、(狩野昌運筆)

境内坪数 三百坪

氏子区域及戸数 今宿村大字上原及青木の一部、戸数百七十戸

境内神社 少彦名社(少彦名神、大己貴命)、天満宮(菅原道真)