福岡市赤煉瓦文化館 福岡市中央区天神1-15-30 | ドリップ珈琲好き

ドリップ珈琲好き

主な記事  ①神社 ②書下ろし「秀吉と名乗った男」「徳川末代地獄の争乱」「末裔界からの来訪者」「理想郷の総理大臣」

福岡の重要文化財 

赤煉瓦文化館

明治時代の我が国を代表する建築家・辰野金吾と片岡安の設計により、日本生命保険株式会社九州支店として明治42年(1909)に竣工。赤煉瓦と白い花崗岩の外壁は、19世紀末のイギリス様式で、ほかに尖塔やドームなど、小規模ながら変化に富んでいる。
平成2年(1990)まで市歴史資料館として使用された後、平成6年(1994)2月、有料の会議室等を備えた市民に開かれた施設「赤煉瓦文化館」としてオープン。
そして,2019年8月21日に,リニューアルオープンしました。

 

〇この建物は、日本生命保険株式会社の九州支店として明治42年(1909)に竣工した。昭和41年まで社屋として利用されたが、同44年3月重要文化財に指定されたのを機に、福岡市が買収し、その後同47年から平成2年まで福岡市歴史資料館として活用された。設計は辰野金吾・片岡安事務所、施工は清水組。

〇角地に合わせて、凸凹のある不整形な平面を持つ。中央部にドームを載せ、小塔や屋根窓を多彩に配した屋根と、赤煉瓦に白い花崗岩の帯を装飾的に使った外壁が、華やかに街角を飾っている。このスタイルは辰野のロンドン留学時代、19世紀末にイギリスで流行したクイーン・アン方式の応用で『辰野式』と呼ばれた。この手獲物はその特徴を良く表わすものとして価値が高い。

  平成6年2月 福岡市教育委員会