鯖江市・福井県眼鏡協会・国連の友アジアパシフィック・WTOKYOとの連携協定締結式をオンラインで開催しました。


鯖江市は、これまでSDGs、特にゴール5のジェンダー平等の実現に向けた取り組みを積極的に推進する中、一昨年の5月には、ニューヨーク国連本部でのSDGs推進会議での、発表の機会をいただきました。鯖江は、眼鏡・繊維・漆器の3つの地場産業に代表されるものづくりのまちですが、どの産業も女性が産地を支えてきたという歴史があり、近年では鯖江市役所JK課など若い女性や、40~50代の女性が中心となった鯖江市OC課などの市民グループが積極的に楽しみながらまちづくりに参加していることを報告したわけですが、こうした鯖江の取組みを地方のロールモデルとして、世界に発信してほしいとの要請を受けるほど反響がありました。 

昨年7月には、SDGs未来都市と自治体SDGsモデル事業の2つを同時に、内閣府から選定していただくという名誉をいただき、12月には、国連における女性問題の第一人者で、国連の友アジアパシフィックの会長でいらっしゃるアンワルルK.チャウドリー大使が本市にお越しになられ、「ジェンダー平等の実現、ローカルレベルでの参画が、SDGs達成の鍵となる」という強いメッセージを私たちに直接伝えていただきました。


また、今年は3月8日の国際女性デーに合わせて、福井県眼鏡協会様、および全国の眼鏡小売店が加盟される日本眼鏡関連団体協議会様との連携・協働による「オレンジめがねキャンペーン」が実現しました。2月29日に開催された東京ガールズコレクション(コロナ禍により無観客開催:オンラインでの視聴者は延べ190万人)で、このキャンペーンをPRしていただき、めがねの製造産地と全国の小売店がつながって実施した画期的な事業となりました。


このようなご縁で、今回、さばえSDGs推進センターのオープンに合わせて、4者による連携協定の締結に至ったわけでございます。


これまで福井県眼鏡協会様・国連の友アジアパシフィック様とはSDGsの推進に関して色々な協力体制をとってまいりましたが、今回、新たに東京ガールズコレクションの主催者でもありますWTOKYO(ダブルトウキョー)様との連携が実現し、大変ありがたく思っております。鯖江市にとりまして、東京ガールズコレクションは11年前に地方産地として初めて参加させていただき、「めがねのまちさばえ」の知名度とブランド力を高めていただくきっかけになりました。おかげさまで、今ではものづくりのまちとしての知名度は今治のタオルに次いで国内2番目にまでなりました。さばえSDGs推進センターの開設を機に、特に女性活躍を軸にしたSDGs推進を目指し、国連との連携を図っていく中で、東京ガールズコレクションをはじめとするWTOKYO様がお持ちのノウハウ等もお借りしながら世界に発信できる拠点施設にしていきたいと思っております。 

この連携協定の第1弾事業として「さばえメガネをかけようキャンペーン」が10月1日からスタートします。

コロナ禍による世界経済へのダメージは計り知れないものがあり、眼鏡産地・鯖江も大きな影響を受けております。眼鏡産業の再起は、本市にとってまさに生命線であり、このタイミングでの4者連携協定の締結は、今後の展開に向けて心強い後押しとなるもので、心から感謝申し上げます。 

この事業は、鯖江産眼鏡の「販売促進」と「新たなファンの獲得」、「小売店と産地との関係強化」の大きく3つを目的に取り組むものです。今回、これらを実現させるツールとして、国内8,400万人超が使用する、今や新しい社会インフラともされるコミュニケーションアプリ「LINE」と「LINEPay」の活用が実現をいたしております。とりわけ、自治体が全国消費者を対象に「LINEPayかんたん送金サービス」を用いた特典付与は、全国初の取組みとなります。 

今回の協定締結、ならびに「さばえメガネをかけようキャンペーン」により、行政、産業界、経済界が一体となったSDGs推進のモデルとなるよう一致協力して取り組んでまいりたいと思っておりますので、関係各位のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

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