鯖江市と福井大学共同事業『若者×地場産業で共創する地域未来文化「SABAE」とは?」』が、文部科学省の支援施策である2019年度「科学技術イノベーションによる地域社会課題解決」に、全国4支援地域の一つとして採択され、去る、9月2日付けで交付決定を受けました。



この事業の一環で、鯖江市文化の舘で「タイムリーさばえ~鯖江の歴史と今を知り、未来を創る~」が、本事業の先導役であり、統括プランナーでもある株式会社わどう代表取締役の山岸允様が中心となって、市民有志と市役所と福井大学との共同で開催されました。


 
本事業の概要は、鯖江市と福井大学が中心となり、これまで鯖江市の「まちづくり」に参加していただいている多種多様なステークホルダーが連携し、「科学技術イノベーションによる地域社会課題解決」をコンセプトとする、テーマ『地域未来文化「SABAEとは?」』について問い掛けることにより、「鯖江市の持つポテンシャルを最大限に引き出すための未来社会ビジョン」を共創するものです。

SDGsの目標達成にも繋がる、地域が抱える社会課題を福井大学を中心とする県内外の大学・研究機関が持つ研究シーズを取り込むことで、オープンイノベーションを図ることを目標とします。

今なぜオープンイノベーションなのか?

地域活性化の方法には、大きく分けて、・地域の内部資源を活用した内発型の産業活性化 ・企業誘致 ・財政依存の3通りが考えられます。

鯖江市には、世界最先端のものづくり技術があります。地球規模の視野を持ちつつ、地方にある資源を活かして、新たな付加価値を創出し、「メイドインさばえ」を目指すことが生き残りの道です。

競争優位を手にするためには、オープンイノベーションへの展開を加速させ、実用化、事業化へとつながる科学技術イノベーションの取り組みが課題です。

これは単に革新技術を使用しただけで達成することはできません。

また、1社もしくは1業界の商品、サービス、保有するデータだけで実現することも困難です。

競合他社や他業界、大学、研究機関、地域社会など、多様なステークホルダーが連携し、オープンイノベーションを図っていくことが鍵となっています。

鯖江市は、眼鏡・繊維・漆器の三大地場産業を中心とし、産地全体が内発的イノベーションを繰り返しながら「ものづくり」のまちとして発展してきました。

また一方で、「市民主役」「学生連携」「ITのまち」等をキーワードとした、新たなまちづくり事業にも取り組んできました。

本事業をきっかけとして、これまでの取組みに、Society5.0とSDGsを連動させることで、社会の様々なニーズにきめ細かに対応でき、あらゆる人に質の高いサービスを提供し、「誰一人取り残さない」持続可能な強靭で魅力的なまちづくりのビジョンを描いていただけるものと期待しております。

今回の事業を契機に、福井大学様をはじめとする研究機関が市民にとって、もっと身近なものとなり、これまで培ってきたまちづくり事業とものづくり技術に研究シーズを掛け合わすことで、どのような化学反応が起こり、どのような新たなイノベーションや新事業創出に向けた共創サイクルが生まれるのか、非常に楽しみです。

さらに、現在、策定を進めている第2期「鯖江市まち・ひと・しごと創生総合戦略」とも連携することで、より実効性の高い事業に位置付けます。

鯖江市としては、本事業が持続化できる共創の仕組みづくりとなるよう、本事業を支援することで、オープンイノベーションでの持続可能な地域モデルの確立を目指してまいります。

素晴らしい企画に感謝とお礼申し上げます。

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