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日経地方創生セミナー「医工連携~医療とものづくりの連携から切り拓く地方の未来」に参加してきました。

超高齢化、人口減少等は日本が直面する課題です。地方にとってこの課題はより深刻なものとなっています。これらの課題の解決のため、各自治体では企業、大学や地域団体等と連携し、地域産業の活性化と競争力強化により、地方創生を推し進めています。

今回は「医工連携~医療とものづくりの連携から切り拓く地方の未来」「大学が実現する地方創生」「ICTと金融支援で実現する地方創生」「中小企業の活性化で実現する地方創生」「農業で実現する地方創生」といったテーマを取り上げ開催されました。

開催日時 2019/11/11(月)  会場日経ホール 定員600名 主催 日本経済新聞社 共催 日本政策投資銀行 協賛 三井住友ファイナンス&リース、スマートウエルネスコミュニティ協議会、清水建設、マイナビ、九州フィナンシャルグループ、東京センチュリー、セールスフォース・ドットコム、東海大学、中小企業基盤整備機構、KDDI ほか後援内閣府、日本医師会、北陸経済連合会


主賓挨拶/和泉 洋人氏 内閣総理大臣補佐官 兼 内閣官房健康・医療戦略室長
「わが国の健康・医療戦略」
大坪 寛子氏 厚生労働省 大臣官房審議官 兼 内閣官房健康・医療戦略室 次長
主賓挨拶(ビデオレター)/横倉 義武氏 日本医師会 会長
主催者挨拶/渡辺 一氏 日本政策投資銀行 社長

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基調講演/テーマ「ものづくり企業の医療機器産業への挑戦」
     堀川 馨氏 シャルマン 代表取締役会長

このあと私は、パネルディスカッション/テーマ「『医療×ものづくり×地域』が生み出す可能性と課題」に参加しました。

(パネリスト)
江崎 禎英氏 経済産業省 商務・サービスグループ 政策統括調整官
金澤 右氏 岡山大学病院 院長
デビッド・スミス氏 Asia & Americas MedMarket Access Co-Founder
牧野 百男氏 福井県鯖江市長
山本 光世氏 JOHNAN 代表取締役社長兼CEO
(コーディネーター)
青山 竜文氏 日本政策投資銀行 企業金融第6部 ヘルスケア室長

私が強調してきたのは、鯖江のチタン材のあらゆる微細加工技術が備わっている、ものづくり企業の医療分野への進出についての、国や行政、医学界からの継続した支援が最重要であることを発表してきました。

医療分野は、規制産業領域であり、その閉鎖性や特殊な商習慣から参入には、時間、人、資金、体力が必要であり、どの企業も参入可能な分野ではなく、特に、地方のものづくり企業には、医療ニーズを得る術が少なく、自社の技術やノウハウを用いて、どの分野に参入できるかの情報(判断材料)も少ない現状を訴えてきました。

また、鯖江市の技術が医療分野の課題解決に果たしうる役割とOEMに留まらない動きをとることが可能かどうかということに関しては、
1・チタンの生体適応性と腐食や磁性の問題、精度、品質、量産の課題解決が可能なこと
1・医療側のニーズさえ得られれば、従来にない操作性、耐久性、高品質な製品開発が可能なこと 
1・メンテナンス、改良を武器にすれば、使用者側の利便性や修理が可能となり、コスト面や知的財産権を守るという観点からも優位、何より輸入超の解消にもつながること

また、企業としてOEMに留まらない動きをとれるかどうかは、何より市場ニーズに沿った売れる商品の開発可能な力、在庫に耐えうる資本力、営業・販売力のすべてが備わっていないと難しいことから、これら全てをある程度長期にサポートする体制づくりが必要であることを述べ、販路と資金両面での協力体制が構築できれば、OEMに留まらない動きが十分可能であることも発表してきました。

鯖江を単なる医療用鋼製小物の産地でなく、世界のメディカルバレーに、これらが整えば、日本の医療産業は、今後、世界に大きく飛躍でき、「鯖江産地」がお役に立てる機会はますます増えるものと期待しています。

国や医療業界、参加されました皆様にお力をお貸しいただきたいことをお願いしてきました。

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