株式会社TBM代表取締役の山崎敦義(やまさきのぶよし)様、慶應義塾大学大学院メディデザイン研究科教授の岸博幸(きしひろゆき)様出席のもと、相互連携協定を締結しました。
さらには、次のフェーズに向けた成型技術の開発や、環境に配慮した新素材を用いた漆器としてのブランド化による「高付加価値化」にも引き続きお力添えをいただけますこと、鯖江の「ものづくり」にとって明るい未来を感じられるご提案に感謝します。
TBM様には、今まさに地球が直面している喫緊の課題と、その一つの解決策としての新素材「LIMEX(ライメックス)」(ライメックス)」をの記念すべき第1号の連携協定先として、鯖江市を選んでいただき光栄の至りです。文明が急速に発達したこの100年の間、人類は物質的な豊かさを求めるあまりに、石油や石炭などの燃料や鉱石、木や水や大気などの資源を大量に消費し、その結果、世界的な異常気象を招くなど、地球は今まさに悲鳴を上げている状態です。
そんな地球と人類を守るため、これらのツケを子や孫達に残さないためには、国連が提唱する「持続可能な開発目標」SDGsの推進が、大変重要な鍵であります。
そのため本市では、全国の自治体に先駆けて今年5月に、持続可能な地域モデル“めがねのまちさばえ”の確立を目指す推進本部を立ち上げ、さらなる推進手法や戦略的施策について、全庁体制で協議・検討を重ねているところです。
今回このような貴重なご縁をいただき、鯖江ならではの「ものづくり」を絡めたSDGsの取り組みが今後展開できますことは、大変喜ばしく、国内最古の1500年の伝統を持つ「越前漆器」はもとより、本市地場産業にとりまして、まさに「素材革命」ともいえる取組みであり、今後の展開に大きな期待がもてます。
相互連携協定を基に、今後も皆様方のお知恵とお力をお借りしながら、「環境」と「産業振興」の両面から「アップサイクル」に市として鋭意取り組むことで、SDGsが掲げる12.「つくる責任つかう責任」はもとより、9.「産業と技術革新の基盤をつくろう」、さらには、14、15の「海・陸の豊かさを守ろう」にも通じる取り組みとして、世界的なロールモデルとなることを目指すとともに、本市地場産業の振興に努めてまいりたいと考えております。
今後とも何卒ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
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