こんにちは、薬膳コーディネーターの渓子です
前回、何事も効果を狙うことが大事という話をしました。
じゃあ薬膳の効果を狙うってどういうこと?とういと、
それは中医学の理論に則って考えられます。
陰陽とか五行…ざっくり言うと
自然界のすべての物事は陰と陽の2つに分けられる
自然界のすべての物事は木火土金水の5つの性質に分けられる
ってことです。
こんなことを言っていると私はなんとなく嘉門達夫さんの
血液型別ハンバーガーショップの歌を思い出してしまうのですが…
木は燃えて火を生み、火は木を燃やして土を生み、土は金を埋蔵、
金(金鉱)のそばには水(水脈)がある…なんてやつです。
これらがお互いに助けあったり抑制しあいながら
バランスを取って循環しています。
色や性質や味もそれぞれ5つに分類され、対応する臓腑に
選択的に作用すると考えられています。
帰経といいます。
例えば臓腑だったら肝心脾肺腎(五臓)、胆小腸胃大腸膀胱(五腑)、
味だったら酸苦甘辛鹹(五味)…等々…。
カラーケアコンサルタントの私としては、黄色いものが胃に作用する
というところだけがスッと入ってきます
もう一つ、薬膳に重要なのが五性、『熱温平涼寒』の
体を温めたり冷やしたりの作用です。
しょうがが体を温める、とか秋ナスは(体を冷やすから)嫁に食わすな
とか言いますよね。
そんな風にアプローチしたい場所や期待する作用を明確にして
食材を選択したり組み合わせたりするんですね
五行は体質や病気の症状の診断にも使われますが、
あくまで食養(健康を維持するための食事)の範囲で楽しむには
帰経、五味、五性があれば大丈夫!…と私は思います。
理論だけつらつら述べてしまいましたが、次回からは食材のことや
実際のお料理のことに触れていきたいと思います。
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