前回に続き、千里北地区センターの再整備問題の質問と答弁を紹介します。

 

11月の環境影響評価の手続きである意見交換会では、区域の南側に高さ123m、700戸のタワーマンションを建てる計画に対し、意見や質問が集中しました。私も、不思議だったので、今回質問しました。

 

・北千里駅前は容積率400%、高さ制限は45mとされています。なぜそこに123メートルのタワマンが建つのか、建てられるのか?


→(答弁)本事業の概略検討においては、事業予定区域の現行容積である400%の範囲内で計画することを前提としております。そのうえで、現行容積未満とした部分にゆとりある空間を創出し、外壁後退等の要件を満たし最も高度利用を図る部分を設定しているものであります。


 123mの高層マンションが建てられるのかにつきましては、千里ニュータウンでは主に「都市計画の高度地区」や「千里ニュータウンのまちづくり指針」により建築物の高さの最高限度を定めております。高度地区に関し、法定の市街地再開発事業による場合は、高さ制限の適用は除外されており、

 また、まちづくり指針では、地区センターにおいて一定条件を満たす事業については数値指標を設けておりません。

   高さの規定につきましては、行政指導である千里ニュータウンのまちづくり指針において個別に例外を認めるのではなく、関連計画や関係法令等との整合を図り、様々な手続きの中で、より広く市民意見の集約や審議会への諮問を経た判断が尊重されるべきと考えております。

   本事業につきましては、公益性の高い市街地再開発事業であり、環境影響評価や都市計画などの手続の中で、広く市民や審議会のご意見を聴取していくこととなります。本事業の概略検討においては、事業予定区域で現行容積である400%の範囲内での計画を前提としておりますが、高度利用を行うにあたりましては、現行容積未満とした部分にゆとりある空間を創出し、外壁後退等の要件を満たし地区整備計画等、個別に都市計画に定める必要がございます。


 ・4月の千里ニュータウンのまちづくり指針の改訂で、高さ制限を設けない例外規定が追加されているが、今回の再開発を見越してのものだと思う。

   千里北地区センターは古江台ですが、8階までという古江台方式は守らないのか?


→(答弁)古江台方式につきましては、地域の方々が住宅開発等における要望事項をとりまとめたものであり、多くの民間開発がこれを尊重して事業を計画してきたものと認識しております。本事業につきましては、古江台方式の区域外ではありますが、今後、事業実施主体が具体的な事業計画を行うにあたっては、地域とも十分な話し合いを行い、近隣3住区の生活拠点である地区センター再生へ向けた思いを共有していくことが大切であると考えております。


クリスマスが近づき、イルミネーションが見事なおうちを見つけました😊