吹田の水道水を作っている、片山浄水所が新しくなりました。
今日、完成・通水式が行われました。

水道水はあって当たり前…空気と同じくらい。
でも、なくてはならないもの。それが素直な気持ちです。
 
和歌山市の水管橋崩落事故で、1週間断水したニュースはみなさんも記憶に新しいところですよね。
あの後、党の雑誌に和歌山市議会議員の手記があったのを興味深く読みました。
断水になった六十谷地域へ送水するのは、あの水管橋だけです。
これまで何度も、議会で水管橋を増やすべきとの指摘があったにもかかわらず、「予算がない」と言って放置してきた和歌山市。
想定外のことではなかったのです。
 
断水した地域では、多くの市民が水の入手に苦労し、風呂や洗濯など多量の水を使う事が出来なかったのです。
考えただけでも恐ろしい。
飲食業をはじめ、事業活動に多大な支障をもたらしたことに対し、条例ではその損害に対する水道事業者の責任は免れるとあったそうです。
(吹田市の条例もそうなっているのか、後で調べる。)
断水地域に対し、1か月の水道料金免除が行われたそうですが…
風呂屋、コインランドリー、ペットボトルの水を購入しに遠くまで行かなければならないなど、1か月の水道料金免除ではすまない負担が生じていたそうです。
経済的負担だけでなく、日常生活に多大な支障がでますよね。
因みに、日本共産党市議団は2か月分の免除を要望したようです。
 
そうならないための施設更新や、非常時のバックアップ機能(今回、泉浄水所へ水を送ることも可能になった)など、
目に見えないところで一生懸命取り組んでくれています。
地味ですね。
でもそれが、行政なんです。
 
ベンチや花壇(地域の方々がお世話するらしい)、昔あったにじますセンターのシンボルまでリニューアルされていました(!)
 
新しい施設の特徴である、「膜ろ過方式」。
セラミックの筒のなかに水が入ります。
極小の穴がたくさんあいていて、予め入れた薬品で鉄分やマンガンが大きな塊になっているので、穴を通れず水と不純物が分かれるようになっているそうです。
セラミックの筒と、分離された不純物。
不純物は脱水し、固形にして大阪湾の最終処理場へ。
 
テープカットならぬ通水ボタン。
 
 
 お祝いのお花、おすそわけをいただきました。