大阪府がこれから建て替えを進めようとしている佐竹台5丁目の府営住宅の敷地(第3期大阪府営千里佐竹台住宅)において、従来は「府営住宅建設用地」と「活用用地」しかなかったものを「活用用地」の中に「高齢者福祉施設用地」として事業者募集をすることが決まりました。

 

地元自治会の方が、長くこの問題に取り組んでこられましたが、その他の建物高さなどの要望もいくつかとりいれられることになりました、と報告に来られました。

 

大阪府の要求水準書には、当該用地について以下の記述があります。

 

事業区域南東の約 2,000 ㎡(誤差 1%以内)の区域(添付図 4 参照)については、高齢者福祉 施設用地として活用予定であり、既存住宅(B44 棟及び B45 棟)の解体・撤去後、府営住宅整備 用地と併せて、活用用地との分筆・登記を実施し、仮囲い等を設置の上、府へ引き渡すこと。な お、上記の高齢者福祉施設用地は、本事業とは別個に取り扱うこととし、吹田市等と調整を図っ た上で、必要な手続を経て決定される事業者に対して売却予定である。 既存住宅(B44 棟、B45 棟及び府営住宅整備用地に含まれる住棟を除く)

 

 

また、事業の予定はこのようになっております。

時期予定
平成28年11月中旬入札公告

平成29年2月下

入札書類の受付及び開札
平成29年3月下旬落札者の決定及び公表
平成29年6月中旬特定事業契約の締結
平成31年度本移転
既存住宅の解体・撤去
民活事業者への活用用地の譲渡

 

ということで、H31年度に既存住宅の解体・撤去後に福祉施設を整備することになります。

市の高齢者保健福祉計画・介護事業計画では、次期計画期間(H30~32年度)にあたり、ここに向けて吹田市はどのように、どのような高齢者施設を整備していくのでしょうか。

 

ともかく、このような府営住宅建て替えのプロジェクトだけが単に進むのではなく、福祉施設整備が位置付けられたことは、これまでになかったことです。住宅だけでなく必要な生活施設、福祉施設などを併せて整備する成功例となりうるか、大変注目しています。