低質弁護士増加 | 撫塵は昨なれども、耳順催す

撫塵は昨なれども、耳順催す

残された人生を穏やかに暮らしたい。ささやかな願い。
しかし今は貧困層にいるので、そのためにはこの歳からでも
なんとか生活再建をしなければなりません。
そんな心身に不具合を抱えた中高年齢者の生活奮闘記です。

( 素材 by いらすとや )

 

 

 

 

弁護士さんですがこの頃はトピックス等で
不祥事事案もよく目にするようになりました。

知人が弁護士さんに案件を依頼したのですが対応が悪い。
一向に進捗状況の報告がなく、それを尋ねると「いまやってます」だけ。
どこまで進んでいるのか聞いても、「こっちに任せておけばいい」
「いやなら取り下げてもらっていい、ただしここまでの費用はもらいます」と。


質の低い弁護士さんが増えているように思います。

これは各地の弁護士会も認めていて、
原因は司法制度改革を受けての弁護士数の増加であり、
ゆえに司法試験の合格者数を下げるべき、と主張しています。

昭和の時代、合格者数は年間ざっと500人。
制度改革以来2000人を超えたり、いまは1500人くらいだそうです。

弁護士登録数は20年前の2004年でだいたい2万人。
2024年は46000人。

弁護士会が「供給過剰状態」というのも分かります。
すでに法科大学院の数もピーク時(74校?)の半数以下となりました。

適切な数に規制することにより質の担保を図る。
ここでも「規制緩和」は失敗したのだと思います。