裏棚社会 | 撫塵は昨なれども、耳順催す

撫塵は昨なれども、耳順催す

残された人生を穏やかに暮らしたい。ささやかな願い。
しかし今は貧困層にいるので、そのためにはこの歳からでも
なんとか生活再建をしなければなりません。
そんな心身に不具合を抱えた中高年齢者の生活奮闘記です。

( 素材 by   ぱくたそ )

 

 

 

 

いつかおれは、紀州候のお屋敷へ上つた帰り途に、
裏棚社会へ立寄って、不景気の実状を聞いたが、
この先四、五日の生活が続くかうかと心配して居るものが諸方にあつたよ。
畢竟社会問題といふものは、おもにこの辺から起こるのだから、
為政家は、始終裏棚社会に注意して居なければいけないヨ。
( 勝海舟 氷川清話 より )

 

 

 

 

国会議員の中には国民生活のために至極誠実に働いて
くれている方たちもたくさんいるのは知っていますが、
如何せん、いま実際に権力を握っている方たちは酷い。

そしてわたしの住んでいる東京都は来月知事選が行われるけれど、
その中で有力候補と言われている二人、これもまた酷い。

裏棚社会のことなど、本心では関心の外のようにしか思えません。