「先生、日本はいい国ですよ」 | ヒャクゴウ、地球を駆け抜ける

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思いっきりやりたいことを、真剣勝負でやります。そんなヒャクゴウの日々の記録とたわごと

アラビアンポップを聴いていると‘ハビビ’という言葉がよく耳に入ってくる

‘ハビビ’というのは「親密な関係」という意味らしく
家族・親せき関係でも、友人関係でも、恋人関係でも用いられるのだろう

歌にはもってこいの言葉なのね

そんなことから図書館で‘ハビビ’の文字を見つけた時には
思わず手に取ってしまった

ハビビな人々―アジア、イスラムの「お金がなくても人生を楽しむ」方法/中山 茂大

¥1,650
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著者はさまざまな国を旅した方で、
この本は特にアラビアンイスラム圏での経験が軸になっている

とはいっても、タイトルのように
「日本は不幸、だけどアラブ圏はhappy」というような単純な話ではない

あちらでの手続きなどの遅さ、職務に対する考えの違い

‘ハビビ’であるか‘ハビビ’でないかで対応が変わる世界

まあ、‘ウチ’と‘ソト’の激しいギャップですよね

これを読むと
「日本って確かにいろいろめんどくさいけど、いい国じゃん」
と思うようになる


日本は確かに面倒くさくなってしまってる

あまりにもすべてが恵まれ過ぎていて、動物的ではなくなってきてる

枠にはまってる感じがする

まあ、いやだな、と思うことを挙げればきりはないものですが

私は日本は好きだけれど、どちらかというと
未知の世界(海外)志向なのですが

以前教えていた韓国人の学生にこう言われたことがあります

「先生、日本はいい国ですよ」


ごもっとも

もう何十年も戦争していないし、戦争の脅威だって感じていない
(まあ、最近はちと物騒な問題も起きていますが・・・)

日本人にとって一番恐ろしいのは地震、津波、土砂崩れ

そう、人間にはどうすることもできない天災

水はタダだし

女性に対する権利もずいぶん改善されたし

わりと自由が効く世の中になった

確かにそのことによって他の問題もいろいろあるけれども

女性であるからとか、ある階級の生まれだからとか、長男長女だからとか

そういうしがらみもかなり弱くなってきましたよね

日本みたいに多くの人が予防接種を受けていて、教育も受けていて、お金も欲しいものもほぼ手に入って

「自分って何?」「自分は将来何しよう?」と疑問を投げかける自由があって・・・

しかも徴兵制度もない

そんな国って、世界的にみればまれなんですよ

しかも欧米とは違って階級社会じゃないから
勉強頑張ればわりと誰でも高等教育が受けられる
(奨学金をもらうもらえないという問題もあるけれど)

女性だから外を一人では歩いてはいけないとか
婚前交渉したら罰せられるとか
もちろんよくないことだけど、不倫をして刑務所に入れられるとか、または親族に殺されるとか

そういうこともないわけですよ

日本にいられることって、幸せなことなんですよね

今は日本の良さ、素晴らしさを踏まえた上で
「海外」に行きたいと思っているヒャクゴウですが

何年も前は正直、この国が好きではなかったんですよね

なんだかいろいろな意味で、自分を縛りつけているような心地になってしまって・・・

それがあるとき、知り合いにチャネリングしていただいたことがあって、

「日本という自由が効く国に生まれてきた意味を考えてください」

と言われた時から、なんか考え方が変わってきた気がします

まだ海外生活をしていないので、海外熱は冷めませんが
日本にいられることの幸せをかみしめながら
次の夢の実現まで努力したいと思います。

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