実践的な「聞く」能力を養う日本語教育 | ヒャクゴウ、地球を駆け抜ける

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思いっきりやりたいことを、真剣勝負でやります。そんなヒャクゴウの日々の記録とたわごと

毎日暑いですね汗

最近へたばり気味ですドクロ

昨日なんか、仕事帰りにジェラード屋さんでダブルのアイスを食べ、
キムチを買って帰りました。

暑いうえに、日本語教育ネタだなんて、
さらに暑苦しいとは思いますが
ちょっとばかし、お付き合いくださいませm(u_u)m

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オフ会の日にちが決まりました。


お手数ですが、ご確認のお返事を伺いたいので、
必ず↓の記事にお目をお通しいただけますでしょうか。

よろしくお願いいたします。
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先週の金曜日
半ば熱中症になりながらも
なんとか夜、 JALアカデミー主催の日本語教師ブラッシュアップ講座に参加してまいりました。

先月は読解についてのお話でしたが、
今回は、 聴解耳について、
広島大学の(次期は筑波大学)松崎寛先生のお話を伺いました。

今年度のブラッシュアップ講座の大きなテーマとなっているのが

「従来の総合型カリキュラム」から「独立型実践的カリキュラム」への模索

今回の聴解に関しては、
「他人同士の会話を盗聴して内容を把握する『聴解テスト』になりがち」で、
会話練習の付属品のように扱われがちな
従来の方法から
実践的な「聞く」授業構築のためにはどうしたらよいか、
ということでお話が進んでいきました。



さて、突然ですが、ここで問題です。

『みんなの日本語Ⅱ』のL38の聴解問題のスクリプトを見てください。


男:カリナさん、映画を見に行きませんか。
女:きょうはちょっと・・・。あした試験がありますから。
男:えっ、明日試験があるんですか。
女:ええ、教室の予定表に書いてありましたよ。
男:大変だ。

男の学生はあした試験があるのを知りませんでした。(マルかバツか)



問題1:この会話でフォーカスしたい文型は何でしょうか?
問題2:この問題の正解は、もちろんマルですが、どの部分で判断できますか?


いかがでしょうか?

答え1:「~てあります」の文型ですね。
答え2:以下太字にしてあるところから、判断できますよね。

男:カリナさん、映画を見に行きませんか。
女:きょうはちょっと・・・。あした試験がありますから。
男:えっ、明日試験があるんですか。
女:ええ、教室の予定表に書いてありましたよ。
男:大変だ。

つまり、 文型項目と、聴きとるべきポイントの間には、
かなりのずれがあるということです。

むしろ「書いてあります」を頑張って聞こうとすると、
大事なところを聞き逃す恐れも。
聴解が得意な学生なら、問題ないのでしょうが。


という例に始まり、
では実践的な聞き取り練習って、どうすべきなのか、ということを教えていただきました。

具体的には電車の人身事故などの緊急アナウンスや
コンビニ、キオスクでの店員との会話
車内アナウンス
などを例にとって、
どこをポイントにすべきかということが提示されていました。


話をまとめると、

学習者がどの場面で誰の、どの話を聞く必要があるかをしっかり見極め、
表情や声の調子、雑音、方言なども取り入れ、
学習者の反応も織り込んだインタラクティブ(相互的な)教材作りが必要だということでした。


たしかに、授業でも、もっと実際の場面でも使われるアナウンスなどが
教材としてもっと一般化すればいいな、とは思います。

しかし、私は従来の授業で行われているような聴解の授業を否定するつもりはなく、
あれはあれで、必要なものだと思っています。
実際、聴きながらも、内容について質問したり、意見を言ってもらったりしてます。

前回もそうでしたが、
このブラッシュアップ講座の趣旨に近い、留学試験対策を担当しているので
学んだことを生かせるよう、頑張ります。

最後までありがとうございました。
クリックいただけると嬉しいです。
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