つまり、初対面の相手や、あまり知己のない相手に、
いろいろ知りたいから質問するのだけど、
直接聞くのではなく、
相手に失礼にならないように聞きますよね?
オブラートに包んで。
表現を変えて。
そういう質問のテクニックのことです。
中級以上の会話のクラスでは、
「買い物する」とか「旅行する」というように場面を設定して会話練習するよりかは
(これは場面シラバス)
「依頼する」「苦情を言う」「説明する」などの言葉の機能に注目して、
ある程度の表現を覚えて、それぞれの場面で使えるようにする練習をします。
(これは機能シラバス)
会話に挑戦!中級前期からの日本語ロールプレイ/中居 順子
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私は会話の授業が大好きなので、準備にもついつい熱が入ってしまいます。
で、この「相手に失礼にならないように間接的な質問をする」という項目ですが、
このテキストには、ちゃんとそういう練習項目があるのです。
日本語上級話者への道―きちんと伝える技術と表現/荻原 稚佳子
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第2課 きっかけを語ろう のなかの項目2に、「間接的な質問の意味を理解する」とあります。
今回は、この「間接的な質問」について書きたいと思います。
(長い前置きで、すみません・・・
![汗](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/028.gif)
ずばり聞いてしまうのがためらわれる質問って、どんなのがありますか?
たとえば、 年齢とか、仕事とか、既婚か未婚か、とか子供のいるいない。
もちろん、日本人すべてがなんでも遠まわしに質問するわけではないけれど、
こういう間接的な聞き方って、結構しますよね??
で、学生にそういうのをやらせてみると、
見事に
できない
たとえば「何歳ですか」という質問の間接型(勝手に名付けました)を聞かれて・・・
「何年生まれですか」
全然間接的になってないやん
![爆弾](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/036.gif)
皆さんだったら、どう質問しますか?
まあ、遠慮して聞かない、という選択肢もあるでしょうし、年齢ぐらいストレートに聞いちゃえ、という人もいらっしゃるかもしれません。
私だったら、「どんな漫画読んでました?」「好きだったアニメは?」なんていうのを合格
![合格](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/304.gif)
実際に自分が言うかどうかは別として。
それから「結婚してますか」については、どう聞きますか?
「クリスマス/バレンタインは何してたの?何か予定は?」
(はっきり言って、こんな風に聞かれるのもちょっとって感じですが・・・
![シラー](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/145.gif)
ほかにも相手の持ち物をほめるときに、
「いくらでしたか」と聞きたい場合など、
なかなかやっていると面白いです。
ここで注意していただきたいのは、
言葉だけ間接的にしても、
却って嫌味になる場合があります。
実際に授業中、スウェーデン人の学生に、
「先生のフランス語をフランス人は理解しましたか」と聞かれました
![むかっ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/034.gif)
「先生のフランス語のレベルはどのくらいですか」というのを間接的にしたようですが・・・
![むっ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/146.gif)